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マーケッターのみなさん。この利用率をどう見ますか?

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現在の新しいネット戦略の注目は、間違いなくスマートフォンとTwitterだろう。

スマートフォンが前年比2.1倍の234万台、iPhoneのシェアは72.2%。(MM総研)
しかし、携帯端末の出荷台数は大幅なダウンと言いながらも3444万台。スマートフォンのシェアは6.8%でしかない。

Twitterも結局は利用率は10%以下。ドゥ・ハウスの調査結果によると、利用経験率は9%、現利用者は7%。
しかもこれはインターネット調査であるため、実際の利用率はさらに低いものと思われる。

これらの数値はかつて、商品がひとつのブレイクを起こすにあたっての通過シェアと見る向きも多い。
いわゆる「キャズム超え」というやつ。

実際、2005年ごろの調査では、SNSの利用率がちょうどこのあたり(5~7%前後)の数字だったと記憶している。
現在では、アイ・エム・プレスの調査によると、利用率が31%となっている(そのSNSも昨年をピークに利用者減少傾向にあるとも聞くが)。

しかしながら現実的に、このシェアに対して思い切ったアプローチに踏み切る企業がどのくらいあるだろうか。
よく「話題性」という点から新しいメディアや手法に飛びつく企業や人もいるが、ありえない費用対効果で会社に多大な損を与えてしまった人も多い。

さて、企業のマーケッターのみなさん、このシェアに対してどう挑みますか?

・この先のシェアを予測し、いち早く取り組むか。

・せめてシェアが20%を超えたあたりで行こうと様子を見るか。

・30%のシェアとなっても、「うちは残り70%でいく」と決意するか。

ユーザー的には、ITリテラシーの高い、影ても響力を持ったインフルエンサーである確率は高いし、成功事例の少ない中での実績作りは、それこそ話題性に事欠かないだろう。

さあ、ここは腕の見せ所ですよ。

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