フランスからの手紙(上)
「2月13日」のことです。フランスの、ある空港から鉄道を使って移動することになり、その前日に、インターネットでフランスの国鉄であるSNCFのサイトから、チケットを予約しました。 乗る路線を確認し、乗車時間を確認して、最後にクレジット・カード番号を入力して、予約ボタンを押したのですが、いっこうに処理が進みませんでした。そこで、いったん接続を切って、再度サイトにアクセスして、同じことを試みました。しかし、やはり、最後のところで処理がストップします。
私のクレジット・カードは、日本のカード会社が発行したもので、MASTERカードと提携しているのですが、ときどき海外で認証されないことがあります。この時も、そうなのかと思い、確認のため、日本のカード会社に電話で確認すると2回とも認証が通っているとのこと。 しかも、この電話をした直後に、SNCFから予約確認をしたというメールが、2通立て続けに届きました。最初の予約確認のメールが、もっと早く届いていれば、2回目の予約はしなかったのに・・・と思いつつ、ウェブサイトで、2つの予約のうちの1つをキャンセルする手続きをとりました。
そして、2月13日、列車に乗る駅につき、予約したチケットを入手するために発券機のところにいきました。発券機に、クレジット・カードを挿入し、メールで伝えられた予約番号を入力すれば、チケットが発行してもらえる・・・はずだったのですが、ふたたび私のカードを読み込んでくれない。やむをえず有人のチケット売り場に行くと、インターネットの予約は発券機でしか受け付けないとのこと。出発時刻が近づいていたので、やむをえず現金で乗車券を買い、列車に乗り込みました。
乗車区間の料金は23ユーロ(3000円くらい)でしたが、どういうわけか私は、結局その3倍を支払うことになってしまいました(続く)。