エレベータの中でみんなの心がひとつになった瞬間

私が現在勤務している企業は恵比寿ガーデンプレイスにあります。エレベータは８機（私の関連する階にだけでも）あるのですが、非常に待ちのできるエレベータです。

９時半頃には人が載れず、１FからB1Fに行って、そのまま上昇するといったことをしたり、別の階行きのエレベータに乗って、乗り換えるなどのテクニックを必要とします。

昼食時に混むとすべての階で待ちができてしまい、なかなか降りられない状況になります。そのため、１０分とか１時間とか時間をずらして、昼食に行くパターンが日常化しています。

今日起こったことは、ほぼ満員ではありましたがキャパシティからみるとまだ乗れる状態なのに”満員です、最後の方は降りてください”と音声メッセージが出るのです。さらに、満員なら１Fまで無条件に降りればいいのに、その状態で各停になるのです。その度に、”満員です、最後の方は降りてください”と音声メッセージが流れ、乗った人は気まずい思いをしてしまいます。なかでは、なぜ、今満員なのに、各停なんだとささやき声が聞こえます。それが、３回繰り返されました。

その後、またドアが開き全員がうんざりしていたところ、女性が入ってきて何のメッセージもなく普通にドアが閉じられ、１Fまで昇降したのです。そのときの全員の息を呑むような気配が感じられ、心がひとつになったことを実感できた瞬間でした。気が全員を包んでいるように感じました。不思議。