セミナーにおける質問のうまい処理方法
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うっかりして、ここで告知し忘れましたが、昨日は日立システムアンドサービス主催のセミナーで講演してきました。おもしろかったのは、全講演終了後に講演者+αでパネルをやったところ(ちなみに、モデレータはフリーライターの吉田育代さん)。パネルとは言っても、吉田さんの質問、および、休憩時間に聴講者の方にメモ用紙に書いてもらった質問に対して、パネリストが答えていくという形態でした。
これは結構良いやり方かもしれません。日本だと講演の時に質問を促しても、全然質問が来ないことが多いです。メアドを公開して、メールで質問をお願いしますと言っても、実はそれほど来ません。要は、質問者は匿名性を欲しているわけです。
前の会社(ガートナー)のセミナーでも基本は質問は紙で回収するのが一般的でした。これは、たぶん、米国で、挙手で質問受けると数が多すぎて収拾が付かなくなるので、一回、紙で受けておいて取捨選択するというプロセスになっているのだと思いますが、期せずして、日本では質問者の匿名性を確保するというメリットも出てきたわけです。
後、一人ではなく、パネルで質問を受けるというのも良いアイデアだと思いました。一人だとどうしてもすべての質問に答えられるわけではないですし、答が一意に確定しないような質問の場合には、一人の人の意見よりも複数の人が議論しつつ回答した方が実りが多いと思うからです。
今度、セミナーに企画段階からからめる時があれば、是非トライしてみたいと思います。
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