寺山修司に会いに行こう
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世田谷文学館で開催されている寺山修司展である、
「帰ってきた寺山修司」を見て参りました。
高校生ころから寺山修司の作品に惹かれていましたが、
こうした展示会に足を運ぶのは初めてです。
同じ東北生まれだったり、僕の生まれた年(1983年)に没していたりするため、
非常に共感できるところも多く、展示会を楽しめました。
主な展示内容は、彼の作品、俳句、短歌などの展示や、
彼と知人たちの手紙のやり取りでした。
文人の展示品となると、ただ単に文章しか展示していないかなと思っていましたが、
寺山修司の手紙については、それ自体が一つの娯楽のようにも見えます。
※入院中に書いていたので本人は切羽詰まった時もあったでしょうが
手紙の内容は金の無心から病状の訴え、彼の作品の創作活動に関する話、
欲しいセーターの話などたきに渡っていますが、そこはさすがに寺山修司。
読ませる切り口、レイアウト、時には挿絵を交えた形で、
自分の意志を表現する彼の書き方には、目を引くものがありました。
お近くにお住まいの方はぜひ、芦花公園にある、世田谷文学館にて開催中です。
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