電子書籍端末の憂鬱
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松下電器とソニーが専用電子書籍端末から撤退するニュースが出た。
撤退理由の一つに、携帯電話向けの電子書籍市場が成長との言葉もあるが、
実際、「ケータイ小説」の映画化など、
携帯電話向けの電子書籍の文化は革新的な道を歩んでいる。
例えば、
ケータイ向け電子書籍の市場規模は182億円に──「電子書籍ビジネス調査報告書2007」
との調査もあるように、すでにネットにつながり、
自由にファイルのやり取りができる携帯電話が、
専用で「本のような」電子書籍端末に取って代わって行ったのではないだろうか。
世の中が求めているのは、「本」に取って代わるものではなく。
「本」のよりも気軽に楽しめる端末だったというところだろうか。
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