OpneDNSのビジネスモデルはすばらしすぎる、もっと評価されるべき
久しぶりに、「グッとくる」webサービスを見た。
OpenDNS: フィッシングとポルノをフィルタして1日に2万ドル稼ぐ
紹介文がうさんくさそうではあるが、そうではない。
実に真っ当なビジネスモデルでしっかり利益を上げているところにとても引かれた。
このサイトは1日平均70億件のDNSクエリを処理し、1日に約200万の検索ページをサービスする。検索ページからの収益は1日2万ドルに達する。現在Yahooと独占的提携契約を結んでいる、とUlevitchは言う。
これだけの広告収入があるから、OpenDNSは本体のサービスを無料にできる。
ヤフー任せじゃないかといわれれば、そうかもしれないが、
信頼できる技術を作り、お金の取り口をきちんと押さえてから、
無料でみんなに開放し、使ってもらう。
しかも、元々のビジネスモデルは、こんな感じだった。
OpenDNS があなたに代わってウェブを監視する
OpenDNSは 新しいスタートアップで、自社の持つネームサーバによってユーザーにDNSサービスを提供このサービスでは、通常よりはるかに容量が大きいキャッシュと、フィッシング(phishing)を行っていると認定されたサイトの統合的リストを 持ち、ユーザーにより高速かつ安全なウェブサーフィンを提供してくれる。
〜中略〜
ビジネスモデルとしては、スペルミスその他の理由で解読不可能なURLがユーザーによって入力された際に表示される”検索 ページの広告”が収益源とされている。
つまり、URLのスペルミスをしたときにすべてヤフーに飛ばすような仕組みに
する代わりに、フィッシングなどの危険性のある、URLを
共有し、防いでくれるというサービスになったのだ。
これは、きっとテクノロジーベンチャーとして正しい(見本的な)
サービス提供の考え方でないだろうか?
OpenDNSの企業として優れている点としては、3点
1、きちんとしたお金の取り口(ヤフー)を用意できたこと
2、入りやすく(無料)やめにくいサービスであること
3、スペルミスはおもったよりもみんなすると言うことに気がついたこと
(OpenDNS があなたに代わってウェブを監視するの記事の中で、
テッククランチの記者は「そんなに打ち間違える訳が無い」
と主張していたが、 今となってみれば、みんなやっているからこそ、
このサービスが生き残っている証拠となっている)
地味ながら、アグレッシブなこのwebサービス。
日本のスパムサイトなどもこうしたサービスで低減できるようになれば、
みんなが幸せなインターネット人なるのではないでしょうか?