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【書評】ロバート・アレンの大富豪への道から借金力を見る

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ロバート・アレンの大富豪への道と言う本を読んでおります。

不動産による資産形成について色々と書いてある本ですが、
この本の肝を最初は、
「頭金要らずで不動産オーナーに!」
のようなイメージで読み進んでいたのだが、
どうやら違うようだ。


ロバート・アレンの大富豪への道(以下言いにくいので原書のナッシングダウンとする)
では、いかにして「借金をして不動産を獲得するか」
のノウハウが述べられている。

たとえば、「基本的な手数料を分割払いにする」なんかはとてもわかりやすい。
不動産が月単位で収入を上げる存在だとするならば、
なるべく借金は長期に分割して引き伸ばすことで、
自分が払わなくても「不動産自体が払う」と言う仕組みができ、
実際の自分の生活の圧迫がなく、不動産を円滑に獲得することができる。


この本での本当の肝は「いかにして借金をし、返済するか」だと思う。
売主に払う金額とローンの組み合わせを不動産収入から得られる金額との
バランスをとる術が色々と述べられている。

そもそも、日本人は「借金」と言うものに対して、
あまりよろしい感情を得ていない。
計画性の無い借金は意味の無いもの(これについてはナニワ金融道が自分の教科書)
だが、このナッシングダウンを読んでいると、
「借金を効率的に行う」ことが、
実際の大富豪への道につながるんではないかな?と思った。

宝くじで大富豪になることを夢見ている貴方に、
そのお金を節約して読んでいただく事をお勧めいたします。

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