なぜ株式投資はもうからないのか【書評】
いつもRTCなどでお世話になっています、
ちょーちょーちょーいい感じの保田さんの最新刊
「なぜ株式投資はもうからないのか」
を読了しました!
タイトルから連想すると、いわゆる株式市場に対する、
ネガティブな見方が大きいイメージがありますが、
実際本を読み進めていくとそうでもありませんでした。
ただ、「株を使って大金持ち!」なんて幻想を打ち砕いてくれる本ではあります。
保田さんが、優しく語り掛けるように
「株で大もうけしようなんて思っちゃいけないよ、それほど世の中甘くないよ」
と諭すような内容です。
【誰にお勧め?】
株式投資を始めたいと思っているお父さん
株式投資を良く知らないけど、試したい新卒学生
[金の世の中。
Moeny will do anything]
【どんなことがわかる?】
株式投資も規模の経済が強く働いていることがわかる
そして自分の投資用と思っているお金がいかにちっぽけかもわかる。
[井の中の蛙、大海を知らず。
He that stays in the valley shall never get over
the hill.]
【結局儲かるの?】
夢を見なければちょっとだけ儲かります。
もしくは、絶え間ない勉強をして個人投資家同士でつながること。
[安心できるまで喜ぶな。
Don't whistle till you are out of the wood.]
【実際に儲けているという人は回りに言うけど?】
人は、良い話題は人に話し、
悪い話題は人に話さない性質を持ちます。
ギャンブル好きな人に「この前いくら損した?」と聞いても話したがりませんが、
「いくら儲けたの?」と聞くとその10倍は話します。
[あぶく銭は身に付かず。
Easy come, easy go.]
【この本は買い?】
株式投資という夢から覚めたければお勧めします。
[損して得を取れ。
Sometimes the best gain is to lose.]