日本のIT業界は狂っている
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今日大手ユーザ企業の情報システム部長と話してきました。
そうだろうとは思っていましたが、想像以上の話でした。
そのユーザ企業をA社とします。
A社は、大手コンピュータメーカーにSIを発注しています。
見積は数億円。プロマネのコストも相当載せています。
そのくせ、業務は知りません。
A社の社員は、いいように使われて、メーカーは上手にリスクヘッジしています。
プロマネとは、自社のリスクをいかに減らすかのマネージメントに長けている人のことを言うとしか思えません。
A社のシステム化の目的など、どうでもいいのです。納期どおり、赤字を出さずにプロジェクトを終え、訴訟にならなければ。
A社の情報システム部長は歯軋りして悔しがっています。
日本を代用するコンピュータメーカが、こんなことでいいのでしょうか。
情報システム部長は、こんなご時世だから、もう二度とそのメーカーに頼むことは無いだろうと言ってました。
しかし、何でこんなことになるのでしょう。コンピュータメーカは、受注はするけれど、作るのは混合部隊で、誰がA社の責任をまっとうできるのか不明です。
IT業界は、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。
情けないです。
もちろん立派な大手SIerはたくさんあります。
でも、こういった話も日常茶飯事にあります。
実に情けないです。
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