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プログラミングでメシが食えるか!?

2015年度上期業績

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今日は2015年度上期最終日。無事に各メンバーが担当している仕事も納品処理を終え、業績もほぼ確定しました。

ちょうど4月に2014年度下期のまとめをブログに書いていましたので、その半期後の分という感じでまとめてみます。

スクリーンショット 2015-09-29 18.49.36.png

今回は売上から社外に対する支出を引いた、ざっくりとした利益:荒利で見てみます。直接メンバー達が意識する数字は当社の場合は荒利ですので。

まず、具体的な数値は非公開ですが、そもそも荒利が前の期の1.2倍くらいに増えました。例年下期の方が高いのですが、上期でこの業績は過去最高レベルかも知れません。

製品の割合が前回のグラフより減っているように見えますが、前回のグラフでは売上で内訳をグラフにしていますが、今回は荒利です。製品は仕入れなどの支出も多いので、製品の割合は減っていません。むしろ増えているくらいでしょう。

製品の内訳ではなんといっても不正接続検知システムのIntraGuardianシリーズが大きな割合を占めています。IntraGuardianシリーズは当初は直販で始めましたが、技術者集団である我々が販売を担当しても効率が悪いばかりで、肝心の開発に手が回らなくなってしまい、途中からは販売店さん経由での販売としました。今では販売店さんとの連携により、販促はもちろん、機能追加などの検討も行うようになり、いわゆる一般的な製品開発販売事業としての動きが確立できたと思える状態に成長しました。

大規模向けDHCPサーバのProDHCPはほぼ私一人で対応してきていますが、これはIntraGuardianとは全く違うタイプの製品であり、組織的な事業形態よりは職人的なやり方が合う部分が多いため、その特色を活かして続けています。他社製品へのOEM供給も定期的にかなりの数が出ています。

コンパクトキャプチャのEthcaptureはほとんど販促活動をしていないのですが、独自のニーズがあり、定期的に売れていく感じです。

メール添付ファイル対策システムのATGatewayは複雑な製品で、他の製品と比べてもかなり個別対応のイメージが強い製品ですが、こちらもほぼ販促していないながらも、実は意外とニーズがあるのではと考えているところです。

回線遅延シミュレータのEthdelayシリーズも根強い人気で、これまた販促活動はほぼやっていなく、技術系の製品にもかかわらず、コンスタントに売れています。

その他、WEBキャッシュシステムなど、いくつかの製品が立ち上げのチャレンジ中です。

当社ではIT関連製品以外に、ゴルフ練習場向けシステム開発販売事業でも製品を開発販売しています。こちらも日本全国多くの練習場様に採用いただき、特に独自のチェイン送球システムは比べられる製品がそもそもない状態で、高い評価をいただいています。IT技術も活かし、ICカードを使ったコンピューターシステムも好評です。

小さな会社にもかかわらず製品の数が多すぎるというイメージがあるかもしれませんが、個人的には、我々は技術者集団であるという特徴を活かす一つのポイントではないかと考えるようになってきました。各メンバーが興味を持ち、得意な分野を活かしたチャレンジを楽しめる状態で、さらにそれらが補完し合い、融合することによってまた新しい製品が生まれるというためにも、ある程度の分野の数はプラスにもなっているという考えです。その代わり、苦手な販促活動などはパートナーさんとの連携を密にするという選択をしました。

このところまた優秀なメンバーが仲間として加わってきつつありますし、ますます全員が活き活きと仕事ができるように、次の半期も頑張りたいと思います。

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