インターネットを陰で支える製品
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今日は一日パートナーさんのところで製品の動作確認を行っていました。すでに普通に動くのは当然の状態なのですが、さまざまな状況での確認や、限界状態の様子を観察し、調整するという感じです。
簡単に言うと、Linux上に4万スレッド以上を動かし、TCPの通信を10万セッション同時に、10Gbpsの負荷で与えてどうなるか?というような確認です。
このくらいになると、カーネルパラメータやTCPのパラメータを少し調整するだけで、性能がアップしたかと思えば、少し動かし続けるとカーネルパニックしたり、OOMKillerが動いたりと、Linuxカーネルを開発した人たちも、まさかこんな使い方をするとは思っていないような使い方のため、実に苦労します。
さらに、これだけの負荷を発生させるのも大変なのです。Linuxでプログラムを普通に動かしてこのような負荷を発生させることはまず無理で、性能測定専用の装置を使いますが、唖然とするほどのお値段です。
今どきの回線事業者で使うような装置は、このくらいの性能を確認しておかないとお話にならないのです。皆さんのPCやスマホの通信をさばくのは大変で、特に動画のトラフィックはインターネット帯域を食いつぶしています。
普段何気なくスマホで動画を見ている人は多いと思いますが、それを実現するためにさまざまなチャレンジを行っているのです。まあ、そのチャレンジを苦労というか楽しみというかは微妙なところですね。。
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