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プログラミングでメシが食えるか!?

プログラミングで心臓部分をいじるときは、集中できることが最重要!

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プログラミングの仕事をしていると、頭をフル回転させながら集中して作業をしたいときがあります。それほど頻度は高くないと思うのですが、重要な作業を行うときには集中できるかどうかが結果に大きく影響します。

今、私がいくつか抱えている仕事のうちで、当社製品のProDHCPへのカスタマイズ依頼の案件があり、既に多くの大規模で要求の高い現場で使っていただいている製品へのカスタマイズですので、ちょっとしたミスは将来の潜在バグの原因になりますし、機能や性能への影響が出てもまずい仕事です。ちょっとしたProDHCPの周辺ツールを作るくらいなら大したことはないのですが、本体へのカスタマイズはとても気を使います。集中できる状態で取り組まないと危険です。

そこで、まずは他の急ぎの仕事を片づけ、集中できる時間を作り出すと共に頭もスッキリした状態にして取り組もうと考えていたのですが、次から次へとやることが増えてしまい、そろそろ納期も近くなってきた状況でようやく他の急ぎの仕事が片付いたということで、今日はついにProDHCP本体のソース変更を始めようと思っていました。が、結局午前中は他の対応に追われ、午後になってようやく、という感じでしたが。

ProDHCP本体くらいの規模になるとソースの規模も一人の頭で対応するにはかなり辛いくらいの大きさ・複雑さです。ソースの修正を開始すると同時に頭がフル回転状態になります。どう変更するかを考えながら、関係している箇所をどんどん頭の中に展開していきます。

ところが、私のいるフロアーは、サポートの電話や、開発のディスカッションなどもかなり多くなったので(受託開発を粛々とやっていた頃は静かだったのですが・・・)、それらの会話がどんどん頭の中をかき乱します。日本語なので聞いてしまうのですよねぇ。しかも内容もある程度わかっているので、なおさら。。仕方ないので、インイヤータイプのヘッドホンを耳に突っ込み、ブルックナーをそれなりのボリュームで流しながら集中しました。

さらに、、結局メールは飛んできますし、相談も来るので、そのたびに頭の中の揮発性メモリーから情報が飛んでしまいながら、なんとか本体の変更をほぼ終え、簡単に動作確認するところまで進みました。

ちょうど定時も過ぎたので、後は自宅で集中してやろうと、早々と帰宅中です。

もっとも、自宅は集中できるかというと、それも怪しいもので、妻から「子供のことで相談がある」とか、「今、風呂に入れ」とかいろいろ割り込みがあり、結局本当に集中できるのは夜遅くという気もします。

私は基本的に、ソースを書き終えたら完璧になっていないと駄目だと考えています。適当に書いて後でテストというのは無理と考えているからです。たくさんの情報が頭に展開されているときに動作確認まで終えないと、全ての確認パターンが出てこないからです。同じ理由で、テスト仕様書を作ってから動作確認というのも、仕様に合っているかどうかのテストはともかく、プログラム的なテストでは無理だと思っています。したがって、なおさらソースをいじるときには集中したいのです。それ以外に品質を高める方法を私は知りませんので。

まあ、そんな感じで、年度末ということもあり、私もメンバー達も大忙しですが、落ち着いたらのんびりゴルフでも皆と一緒に楽しんだりしてリフレッシュできることを楽しみに、まだまだ頑張ります!

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