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プログラミングでメシが食えるか!?

息子の頬を平手打ち

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小学4年の息子を叱っていて、頬を平手打ちしました。

息子は元気だし思いやりもあるし、いいやつなんですが、言われたことを「まあいいか」とすっぽかし、「ばれなきゃいいや」という行動を繰り返しました。

内容は些細なことです。片付けをきちんとしてから遊ぶこと、とか、先にやるべき事をやる、とか、調子に乗りすぎない、とか、適当にごまかさない、とか。

毎回ママが注意するたびに、私は叱るものの、「あいつはちゃんとできるから大丈夫だ」と信じてやってました。

しかし、私にもはっきり分かるごまかしをして、ママに注意されました。私と遊んでいるときに、ママから「机の片付けが終わってない」と注意され、部屋に行って、「片付けてきたよ」と戻ってきたのです。私は「ちゃんとやってきたのか?」と確認し、「やった」とはっきり言ったのです。ところが、実はやってなかったのでした。

片付けができていないことに腹を立てたのではなく、裏切ったことに腹を立てたのです。というより、腹を立てないとならなかったという感じでしょう、親として。

「どうするんだ?」
「ちゃんとやります、と言いたいけれど、毎回できなかったから信じてもらえないと思う・・・」
「馬鹿言うな、できるかできないかは、お前がちゃんとやるかどうかで決まるんだ。信じるも何も、パパは信じる気はない。信じてもらえなくても、お前がちゃんとやれば、誰が見ても『できる』とわかるということだ。」
「やります」
「目をつぶれ。裏切られた分だ。」

という感じです。息子はヒクヒク泣いて部屋に戻りました。真面目に叩きましたが、頬は大していたくないはずで、自分に悔しくて泣くんですよね、こういう時は。叩いたこっちの方が心が痛いということが分かるのは、まだだいぶ先のことでしょう。せめてこの悔しさを心に焼き付けてもらいたいものです。

私は実は親に叩かれたことは一度もありません。長男でわりとよい子を演じていたタイプなので。妹は一度テレビの問題でおでこを突き飛ばされています。父は学校の先生でしたが、手はまず出しませんでした。叱り方は一撃タイプで、有無を言わさぬ力がありました。私もそうやってきたつもりでしたが、息子が上手なのか、私が甘いのか・・・。

親としては、息子の能力にはビックリすることも多く、人間的にもいい面を持っていて・・・馬鹿な事で叱られて、もったいないなぁ、というところなのですが、子供は子供で毎日それなりに一生懸命生きているんですよね。親も正面からぶつかってやらないと駄目だな、とあらためて考えた平手打ちでした。。

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