昨年末年始に大量CMを投入した「755」が「22.9」億円の純損失：１分から読める注目の非上場企業の決算情報

昨年末年始に大量CMを投入した「755」が「22.9」億円の純損失、2015年12月14日の１分から読める注目の非上場企業の決算情報です。

第３期決算公告　12月14日官報84頁より

　当期純損失（）内は前年比

　　△２２億９１００万円（前年は△９５００万、赤字拡大）

　利益剰余金

　　△２３億９６００万円

　過去の決算情報

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企業情報

　企業概要

サイバーエージェントと堀江氏らが共同で設立した、株式会社7gogoが運営するスマホアプリ「755」は「堀江貴文氏仮釈放後第一弾プロジェクト」として立ち上げられ、2014年2月13日から提供が開始されました。ちなみに、サービス名称の「755」とは、堀江氏が収監されていた長野刑務所での囚人番号に由来しています。

2014年6月以降は、トークを開設できるユーザーアカウントをアメーバブログ開設者を中心とした著名人に集中的に展開したこと、さらには755アカウントを持つアイドルらを使い「芸能人・有名人の返信率92％以上」と謳ったテレビCMを2014年末から2015年始にかけて集中的に投下した影響もあって、この年末年始だけで約200万ダウンロードを達成し、累計ダウンロード数も250万ダウンロードを超えました。

しかしその後、芸能人・著名人に紐づくファンをベースにしたアプリだと成長拡大が見込めないため、一般ユーザー同士での交流や回遊を促すようサービス打開を進めていく、との発表に「失敗」との報道がされ、それに対してサイバーエージェント藤田社長が反論するなど注目を集めてましたね。ここからの挽回はあるのでしょうか。

　その他企業情報

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決算数字の留意事項

基本的に、当期純利益はその期の最終的な損益を、利益剰余金はその期までの累積黒字額or赤字額を示しています。ただし、当期純利益だけでは広告や設備等への投資状況や突発的な損益発生等の個別状況までは把握できないことがあります。また、利益剰余金に関しても、資本金に組み入れることも可能なので、それが少ないorマイナス＝良くない状況、とはならないケースもありますので、企業の経営状況の判断基準の一つとしてご利用下さい。

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