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世界のビジネストレンドやITサービスから生まれる新しい働き方のヒントを追う。

10. 「働く」社会への入り口

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最近新卒面接をしていて、「富岡さんはどのように就職活動をしていたのですか?」と聞かれることがある。

今では想像もできないが、リクルートやマイナビなどから辞書セットのような企業情報の本が送られてきて、
それを見てハガキで応募するのが普通だった。

私が就職したOracleは、インターネットエントリーで、合否もインターネット経由と当時の採用方法としてはかなり先進的だった。


しかし、多くの会社は電話での合否通知、そして面談設定だった。 携帯電話はまだ普及しきっておらず、企業側も携帯に連絡するという文化がなく、基本は自宅への電話。

家にいる時間は多くないので、親が受けて、携帯に連絡がきてこちらから電話するという何とも非効率なやり方だった。

今の学生に説明すると、何時代の話なのかとすごく驚かれる。

スマートフォンを活用する今の学生を見ると、就職活動だけでも、インターネット、携帯電話、そして近年のスマートフォンの普及によって大きく変わった。

エントリーシートがコピーできたり、情報過多になったりと負の面もあるかもしれないが、
企業側や学生側も瞬時に情報にアクセスできる手段を得たことの意味は大きい。

就職活動は、「働く」社会への入り口。

スマートフォンネイティブの世代が社会に出て、働き方の革新は加速していくだろう。
010_2013newcrew


Sansanの2013年新卒
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