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21.場所が変わると働き方は変わるか? -神山での試み2-

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 神山は、少し遠い。
 
 最初の頃は、深夜バスやフェリーで徳島まで行き、徳島市内からバスを乗り継いで神山まで行っていた。
 神山町での交通手段は「歩き」で、最寄りのコンビニまでも40分。
 技術者の中には、プロジェクトごとに数カ月間滞在するメンバーもいて、フェリーで自分のバイクを持っていく人もいた。
 
 そんな神山に、私が初めて行ったのは、2011年12月。
 初めて行った神山の町。
 四国に降り立った4人の神様のうち1人が降り立ったのが神山である、と言われるだけあって、
 自然豊かな”気の良い”場所だと感じた。
 
 サテライトオフィスは、趣のある古民家。
 私が訪れた時期は冬だったので、室内はかなり寒い。
 寝るときには布団から出ている顔が凍りそうで、寒さが苦手な私にとっては、正直つらかった。
 
 ただ、仕事面では、ネットワーク環境があるので、東京のオフィスにいるのと変わらずに普通に仕事ができた。
 むしろ、静かな環境で東京のオフィスより集中できた。
 仕事の合間や食事の時間は、おいしい空気を吸い、地元の食材で作られた'やさしい食事'をとり、人々の温かさに触れられる。
 
 技術者メンバーが、移動に苦労しながらも、元気な表情になって神山から帰ってくる理由が少し分かった気がした。
 
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