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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

トラックに乗りながら資格取得に挑戦

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トラックドライバーは1日に何時間もトラックを運転し、待ち時間が何時間にも及ぶことがあります。

車中泊する場合は、またまた時間があります。

暇な時間が結構あり、運転中はラジオや音楽を聞いているくらいで、はっきり言って頭はあまり働いていません。(笑)

その時間がもったいないので、何か次につながることができないか考えました。

当時は事業をする能力はありませんので、「資格を取っておけば何かの役に立つだろう?」と考えました。

資格といえば、すでに第三種電気主任技術者など10個以上持っていたのですが、電気関係の仕事をするつもりはありませんでした。

労働や現場関係ではなく、全然違った頭を使う事業をやりたいと思っていたのです。

当時は宅建(宅地建物取引主任者)が流行っているというか、資格の中でいつもクローズアップされていましたので、不動産関連に興味があったこともあり、これを取ろうと思い立ちました。

本を買ってみると、少し勉強すれば取れそうと感じたので、トラックの待ち時間とかに読み始めました。

ただ、今はどうかわかりませんが、当時は年に1回しか試験がなく、ほとんど日がありません。

それを逃すと1年後ですので、えらい先になってしまいます。

かと言って、一夜漬けでマスターできる試験ではありませんので、今回は見逃さざるを得ませんでした。

そうなると、やる気が半減してしまいます。

また、トラックの中では思ったより集中できませんでした。

時間はたっぷりあって、周りに誰もいないので良い環境なのですが、なぜか集中できなかったのです。

おそらく、私はよく「真面目が服を着て歩いている」と言われるくらい超真面目な性格ですので、常に仕事のことが頭にあったのでしょう。(笑)

読んだ内容を運転しながら思い出そうとしても、それもなぜか集中できないというか、気が散ってしまいました。

これも私の超真面目な人間性の証といえるでしょう!

資格のことが頭にあれば睡魔は襲ってこないかと思いましたが、やはり睡魔は襲ってきました。

そんなことで、資格を取る計画はあっという間に消え去りました・・・。

ボーッと待っていたり、運転だけしたりとはいえ、ハードな便だったので、自分で思っている以上に頭も仕事をしていたのかもしれませんね。

そのハードな便に何ヶ月か乗っていました。

ただ、私は別にトラックに乗るのが好きではありませんし、仕事というよりも勉強の意味合いが強かったので、トラックに乗っているだけの日々に疑問を持つようになってきました。

そうなってくると、何事もマイナスに考えてしまいます。

しばらくして、「もう潮時かな・・・」と思うようになりました。

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