次の事業展開へ3
数年ぶりに再開したおっさんと一緒に事業をやることになり、醤油の蔵元に見学に行き、仕入れることになりました。
当初からぼんやりと自然食品、健康食品を扱おうと思っていたので、醤油を仕入れる話がまとまった時点で、その方向に向かっていました。
基本的に何も考えておらず行き当たりばったりですので、サイコロを振って出た数だけ進むような単純さです。(笑)
おっさんの営業力で販売はやりますが、あくまでも一人分の営業しかできませんので、それをやりながら販売方法を考えなければなりません。
また、販売の仕組みを動かすにしても、醤油一本では商品数が少なすぎますので、もっと増やさなければなりません。
完全にゼロからの状態ですので、考えれれば考えるほどやることが山のように出てきます。
何からやればいいかわからないというか、何をやったらいいかわからない状態になりましたが、ふとその解決策を思い付きました!
何もかも一人、二人でやろうとするからしんどいので、事務員を入れようと思ったのです。
ちょっと順序が違う気もしましたが、私の頭は一方通行ですので、そう思ったら突き進むだけです!
さっそく事務員のパートの求人広告を出しました。
労働者の従業員の採用は、のべ100人以上やってきましたが、事務員専門の採用は初めてです。
広告を出して次の日くらいに電話がかかってきて事務所で面接しました。
良さそうな人だったので、その場で採用決定です。
何人か面接して選んでもいいのですが、すぐに応募するという行動力を評価するのと、それも一つのタイミングで縁だと考えますので、いいと思ったら即決なのです。
また、「一週間以内に連絡します」という普通のパターンよりも、採用者のやる気がアップすることは実感していましたので、それは事務員でも同じです。
すぐに仕事をしたいということでしたので、もちろん次の日からオッケーです。
こうして、あっという間に事務員が決まりました!
ちなみに、他に応募の電話はありませんでした。(笑)
過去の経験からして3人くらいは電話があると思っていたのですが、最初から決まっていたということなのでしょうね。
こうして、まだ醤油を仕入れる話しかない状態で、営業と事務員がいる体制になりました。
そんなことができるのは、本業があったからです。
コンクリート製品製造部門はだいぶ縮小していましたが、それでも10人くらいの従業員はいましたので、それで会社は回っていました。
多少の貯金もありましたが、これで単月赤字決定のような状態ですので、のんびりしている暇はありません。
ともかく、こうしてコンクリート製品製造業と自然食品販売の妙な組み合わせでスタートすることになったのです。