先物取引の結果
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事業を拡大している時期は自由な時間が結構ありましたので、先物取引に手を出したことがあります。
電話営業か何かがきっかけで、「何やら交易」という会社を通して取引しました。
追証とかの最低限の知識はありましたが、あまり詳しいことは知りませんので、ただ「一発当ててやろう!」という勢いだけで始めました。(笑)
いくつかの銘柄を売買した結果、プラスマイナスゼロくらいの成績でした。
ハイリスクハイリターンんの「ハイリターン」を期待していただけに、パッとしない結果にガッカリして辞めることにしました。
間もなくして、その会社の担当者から電話があり、アラビカコーヒーが豊作で大暴落するという情報が入りました。
「どうせ、また外れるだろう?」と適当に聞いていたら、今までとは違った必死さが伝わり、真剣に話を聞きました。
直感で「これはいける!」と思った私は、2週間後に必要な資金を全部つぎ込んで、アラビカコーヒーを売りました。
簡単にいえば、先に売って、値段が下がった時に買い戻せば、その差が利益になるということです。
担当者が言は「これは絶対に間違いない!」ということと、私の当てにならない直感だけで即断したのです。
当時はインターネットがありませんので、相場を調べるすべもなく、勘で判断するしかありません。
あとは暴落するのを待つだけですが、何日経っても暴落する気配がありませんし、上がることもなく一定の価格でした。
期限が迫ってくると焦りますが、あざ笑うかのように値動きしません・・・。
結局、そのお金が必要な前日まで待ったのですが、どうしても必要なお金だったので、その時点で買い戻しました。
結果的には、プラスマイナスゼロでした。
その次の日に新聞を見ると、何と、値下げの下限である「ストップ安」まで価格が下がっていました!
この時のショックと言ったら、もう口では言い表せません。(笑)
その次の日も、またその次もストップ安が続き、史上最安値を軽く更新して、さらにストップ安が続いたのです・・・。
結局、暴落は2週間も続きました。
その間は、「無理してでも、もうちょっと、あと2日待っていたら・・・」と、ひたすら後悔していましたね。
それもそのはずで、金額にして2000万円以上も儲け損ねたのです。
実際は、最安値で買い抜けるのは難しいので、それでも、軽く1000万円以上の利益を手にしていた可能性があったのです。
こうして思い出しても、あの時のショックがリアルによみがえってきます。(笑)
今回は余談のような内容になってしまいましたが、まあ、世の中こんなもんですね。
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