XXI
昨日、「XXI」という会合を都内某所で行いました。「XXI」とは、UNIXのウィンドウシステムであるX11を意味しているのですが、その実体は、ハッカー達が集まって主に技術的な話題を話し合う場です。
たぶん、多くの方は「なぜ、X11なの?」と思われるでしょうね。もともとは、X10(Xウィンドウシステムのバージョン10)が主流の時代に、新しいユーザーインターフェイスとしての期待をもって、それぞればらばらで開発を行っていくのではなく、情報共有をしたり必要な実装をしたりといったことを含めて当時のハッカー達が作った場です。実は、けっこう長い歴史があるんですよ(>どなたか、フォローをいただけると嬉しいです)。
そのXXIも、X11の開発が一段落すると、他の話題を扱うようになります。現在では、そのときどきで話題になりそうなことを語り合って、そのあとに呑みに行く、という感じですね。
さて、そのXXIでの今回の話題のひとつがスパムです。いや、単に私がこのブログでの最初の話題としてボットを扱ったというのがひとつの理由ですが、、、。
ネタ的には、(自分のところに届いているスパムに限定してですが)linuxとqmailの組み合わせが多いとか、メールサーバ名にはhogehogeとかキーボードを適当に押した名前がよく使われているなかで、あるサーバにはちゃんとspamserver1とかいう名前が付いていて笑えたとかいった話が出て面白かったです。
ただ、最近では中国あたりのサイトで再送を行うものが出てきたとかいう話もあり、このあたりはちょっと気になります。なぜなら、スパムを抑止するためにわざわざ“再送”という、コストがかかる仕組みを使っているケースがあるからですが、そこまでしても儲かるのかな、と考えてしまいました。このあたりはちゃんと説明する必要があるのかな、と思ってもいますので、そのうちにいずれ。