【図解】コレ1枚でわかるメタバース
メタバースとは、「メタ/meta=超越した」と「ユニバース/universe=宇宙」を組み合わせた造語で、インターネット上に造られた仮想空間の中で、遊びやコミュニケーション、ビジネスができる世界として、理解されています。
Facebookの創業者・マーク・ザッカーバーグは、今後メタバース事業に注力すると宣言し、社名を「Meta Platforms」に変更したことで、注目を集めました。
メタバースは、2003年に登場した「セカンドライフ」に始まるとされ、その後登場した人気ゲームの「フォートナイト」やオンラインのゲーム・プラットフォーム「ロブロックス」などが、さきがけと言えるでしょう。
仮想空間の中で、オンライン・ゲームができるだけなら、「FF14」や「ドラクエX」なども同じではないかと思われるかも知れませんが、これらはゲームとして作られたシナリオの範囲で、ある程度の自由があるに過ぎません。メタバースは、その範囲を越えて、参加者が自身のシナリオ描き、それが自己増殖的に広がり、ゲームとは無関係に独自の世界を作るという点で、区別されますが、必ずしも厳密なものではありません。
メタバースは、VR技術の発展や高速大容量ネットワークである5Gの普及に後押しされ、適用範囲を拡げる可能性があります。例えば次のようなことです。
- 目の前に相手がいるような感覚で、会議や打ち合わせができる
- メタバース内で商品を試用・試着し、そこで買い物をする
- 他の人たちと同じ空間で感覚を共有しながらライブコンサートを楽しむ
将来、デジタル技術のさらなる発達により、画像や映像がもっときめ細かくなり、周りの風景や人の動き、表情が自然に表現できるようになれば、現実世界との境目は曖昧になるでしょう。また、現実世界の規制や習慣、性別や人種などに縛られずに、別の自分になって活動ができます。また、現実世界ではリスクのある取り組みを試し、その成果を活かして現実世界をより快適なモノにすることもできるでしょう。両者の関係は緊密に、そして曖昧になり、ひとつとなって社会の有り様を根本的に変えてしまう可能性すらあります。
まだ、技術的な課題も多く、世の中の理解も直ぐには追いきませんが、メタバースは、単なるゲームの拡張ではなく、新しい社会や経済、あるいは、コミュニティの基盤としての可能性を視野に入れて注目しておくべきでしょう。
次期・ITソリューション塾・第41期(2022年10月5日 開講)の募集を始めました。
DX疲れにうんざりしている。Web3の胡散臭さが鼻につく。
このような方も多いかも知れません。では、DXとはこれまでのデジタル化と何が違うのかと問われて、それを説明できるでしょうか。Web3の金融サービス(DeFi)で取引される金額はおよそ10兆円、国家が通貨として発行していないデジタル通貨は500兆円にも達し、日本のGDPと同じくらいの規模にまで膨らんでいることをご存知でしょうか。
言葉の背景や本質、ビジネスとの関係を理解しないままに、言葉だけで議論しようとするから、うんざりしたり、胡散臭く感じたりするのではないですか。
ITがもたらす社会の動き、ビジネスの変化、それらとテクノロジーの関係を繋げて理解することが大切です。
ITソリューション塾は、ITのトレンドを体系的に分かりやすくお伝えすることに留まらず、そんなITとビジネスの関係やテクノロジーの本質をわかりやすく解説し、それにどう向きあえばいいのかを、考えるきっかけを提供します。
- SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
- ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
- デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
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- デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん
そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
- 日程 :初回2022年10月5日(水)~最終回12月14日(水) 毎週18:30~20:30
- 回数 :全10回+特別補講
- 定員 :120名
- 会場 :オンライン(ライブと録画)
- 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)
- 全期間の参加費と資料・教材を含む