【図解】コレ1枚でわかるクラウドに吸収されるITビジネス
システムを「所有」することしか選択肢がなかった時代には、ハードウェアの購入、据え付け、ソフトウェアの導入、設定などに多くの手間が必要でした。また、それらを設置するためのマシンルームやデータセンター、電源や冷却装置、通信回線などの設備もユーザー企業の責任において準備する必要があり、そのためのシステム機器の販売、工事や維持管理のための工数需要を生みだしていました。
しかし、クラウドを「使用」すれば、ハードウェアの販売や導入、据え付けに関わる作業、そのための設備工事はクラウド・サービスに吸収されます。
自前でシステムの一部を所有する場合でも、ハイブリッド・クラウドが前提となれば、パブリック・クラウドとの親和性や一元管理が、求められます。
パブリック・クラウド事業者は、この需要に応え、自社サービスへの囲い込みも意識して、自社のサービスで使用しているシステム環境、自社のパブリック・クラウドとプライベート・クラウドを一括して運用管理できる仕組みを予め組み込んだハードウェアを自ら提供し、この需要に応えようとしています。
AWSのOutposts、MicrosoftのAzure Stack Hub、GoogleのGKE On-prem、Oracle のDedicated Region Cloud @Customerなどです。これらはシステム導入作業を済ませて出荷されるため、設置場所での作業は少なく、運用管理や保守、障害時の対応といった作業もネットワークを介してサービスとして提供されるので、ここでの工数需要も限定的です。
加えて、5G(第5世代移動通信システム)が普及すれば、高速かつ閉域のネットワークを物理的な工事を伴わず、設定だけで構築できるようになります。また、クラウド事業者のデータ・センター間はグローバルに高速ネットワークでつながれており、地域を跨ぐ広域ネットワークをユーザー企業が用意する必要もありません。これまで、ネットワークの構築には、機器や設備を準備するために多大な費用と作業が必要でしたが、この需要がなくなってしまいます。
このようにクラウドの普及は、これまでのITビジネスの構造を大きく変える可能性があります。
【募集開始】新入社員のための「1日研修/一万円」
社会人として必要なデジタル・リテラシーを学ぶ
ビジネスの現場では、当たり前に、デジタルやDXといった言葉が、飛び交っています。クラウドやAIなどは、ビジネスの前提として、使われるようになりました。アジャイル開発やDevOps、ゼロトラストや5Gといった言葉も、語られる機会が増えました。
そんな、当たり前を知らないままに、現場に放り出され、会話についていけず、自信を無くして、不安をいだいている新入社員も少なくないと聞いています。
そんな彼らに、いまのITやデジタルの常識を、体系的にわかりやすく解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうというものです。
【前提知識は不要】
ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。
デジタルが前提の社会に対応できる営業の役割や仕事の進め方を学ぶ
コロナ禍で、ビジネス環境が大きく変わってしまい、営業のやり方は、これまでのままでは、うまくいきません。案件のきっかけをつかむには、そして、クローズに持ち込むには、お客様の課題に的確に切り込み、いまの時代にふさわしい解決策を提示し、最適解を教えることができる営業になることが、これまでにも増して求められています。
お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけではなく、お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業に求められる能力です。そんな営業の基本を学びます。
未来を担う若い人たちに道を示す
新入社員以外の若手にも参加してもらいたいと思い、3年目以降の人たちの参加費も低額に抑えました。改めて、いまの自分とこれからを考える機会にして下さい。また、人材育成のご担当者様にとっては、研修のノウハウを学ぶ機会となるはずです。教材は全て差し上げますので、自社のプログラムを開発するための参考にしてください。
次期・ITソリューション塾・第40期(2022年5月18日 開講)の募集を始めました。
コロナ禍は、デジタルへの世間の関心を高め、ITへの投資気運も高まっています。しかし、その一方で、ITに求められる技術は、「作る技術」から「作らない技術」へと、急速にシフトしはじめています。
この変化に対処するには、単に知識やスキルをアップデートするだけでは困難です。ITに取り組む働き方、あるいは考え方といったカルチャーを変革しなくてはなりません。DXとは、そんなカルチャーの変革なしでは進みません。
ITソリューション塾は、ITのトレンドを体系的に分かりやすくお伝えすることに留まらず、そんなITに関わるカルチャーが、いまどのように変わろうとしているのか、そして、ビジネスとの関係が、どう変わるのか、それにどう向きあえばいいのかを、考えるきっかけになるはずです。
- SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
- ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
- デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
- IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
- デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん
そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
- 日程 :初回2022年5月18日(水)~最終回7月27日(水) 毎週18:30~20:30
- 回数 :全10回+特別補講
- 定員 :120名
- 会場 :オンライン(ライブと録画)
- 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)
- 全期間の参加費と資料・教材を含む