【図解】コレ1枚で分かるHadoop
「膨大な量、急激な増加、多様な形式」といった特徴を持つビックデータを多数の小さなデータのまとまりに分割し複数のコンピューターに分散させて処理し、その結果を集約して短時間で効率よく結果を出すためのソフトウェアが、Hadoopです。
膨大なデータ量ですから、一台のコンピューターで処理するとなると、たとえ高速・高性能なコンピューターを使っても限界があります。しかし、このソフトウェアを使えば、コンピューターを必要に応じて増やすことで処理能力を順次拡大できるので上限を気にする必要がありません。最大数千台のコンピューターに分散させることができます。
Hadoopを使わなくても複数のコンピューターに処理を分散させることはできます。しかし、そのためには、コンピューター同士の通信、処理状況の監視、障害時の対応などを考えプログラムを作り込まなければならず、技術的には難しいものでした。しかし、Hadoopは、そういった面倒な処理を一手に引き受けてくれ、プログラマーは、目的とする業務処理プログラムの開発にだけに集中することが、できるようになったのです。
Hadoopは、大きく分けてHDFSと MapReduceで構成されています。HDFS(
Hadoop Distributed File System:分散ファイルシステム)は、膨大なデータを複数のマシンに分割保管して、これを1つのストレージとして扱うための仕組みです。MapReduceは、HDFSから取り出したデータを複数のデータのまとまりに分割し、複数のコンピューターに並列処理させる一連の手順を管理する仕組みです。
このような仕組みが生まれたことから、ビッグデータを扱いが容易になり、その適用範囲が広がりつつあるのです。
【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2015年5月版】
「最新のITトレンドとビジネス戦略(全326ページ)」を最新版に更新しました。新規追加のプレゼンテーションは6枚ですが、新しい解説文を24ページ追加し、全てロイヤリティ・フリーとさせて頂きました。ご活用下さい。
テクノロジー編【2015年5月版】(271ページ)
新規ページを6ページ、最新の解説文を24ページ追加しています。
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・プレゼンテーション(24ページ)の「ノート」に最新の解説文を追加致しました。こちらも合わせてロイヤリティフリーでご活用下さい。
ビジネス戦略編【2015年5月版】(55ページ)
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目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン