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【図解】コレ1枚で分かるコンテキスト・テクノロジー

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「ドアノブに手をかけるとウェアラブルとの通信でロックが解除される。寒い冬の夜、帰宅時間にあわせて室温は自分好みになっていた。ドアを開けると明かりが灯り、お気に入りの曲が流れ始める。風呂も適温だ。」

「帰宅時間は、スマートフォンのGPSや電車の運行情報などから予測されていた。お好みの室温や帰宅したらすぐ風呂に入ることなどは、室温を調整するサーモスタットや給湯器がいつの間にか覚えてしまった。」

「一息ついて、テレビをつけると、自分の好みに合った番組が録画されていて、そのリストが表示される。さあ、どの番組から見ることにしようか・・・」

コンテキスト・テクノロジーが実現しようとしている未来です。コンテキストとは、「文脈」、「背景」、「脈絡」を意味し、コンピュータがユーザーの事情や背景を知り、必要とするサービスや情報を的確に予測したり、判断したりできるようになるでしょう。

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この動きは、ウェアラブルやIoTの普及で加速するでしょう。コンピュータはもはや受け身の機械ではなく、個人を識別し、その人が無意識に望んでいるものさえも予測し、手助けするアシスタントになろうとしています。

一方で、メールで打ち合わせ日程のやり取りをしていた相手が、予定を早めて前日のフライトでこちらに到着することまで、コンピュータが気を利かせてくれたとしたらどうでしょうか。先方にとっては、他人には、知られたくない、お忍びでの予定かもしれません。

コンテキスト・テクノロジーは、生活を便利にし、快適にしてくれそうです。しかし、その一方で、余計なお世話になるかもしれません。

プライバシーをどこまで提供するかは、悩ましいことです。沈黙する権利、情報を削除する権利などが正しく行使され、自らの意志でプライバシーを管理できる社会的コンセンサスやリテラシーが求められるようになるでしょう

【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2015年4月版】

ITのトレンドとビジネス戦略について、集大成したプレゼンテーションの最新版をリリースしました。

*テクノロジー編(265ページ)

・「歴史から振り返るITのトレンド」のチャートと解説を追加しました。
・IoTとビッグデータについて、内容を見做し、ストーリーの変更とチャートの追加・変更を行いました。
- IoTとビジネスとの関係について、新しいチャートを追加しました。
- コレ1枚で分かるIoTとビッグデータを新しいチャートに差し替えました。
- 「産業構造審議会商務流通情報分科会 情報経済小委員会 中間取りまとめ ~CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革~」の発表内容を追加しました。
- インダストリー4.0のセクションを追加し、「コレ1枚で分かるインダストリー4.0」のチャートと解説を追加しました。

・スマートマシンについて、内容を見做し、ストーリーの変更とチャートの追加・変更を行いました。
- 「人工知能とは」の資料を新しく書き換えました。
- 「人工知能研究の歴史」を新規に作りました。
- 統計的アプローチとディープラーニングの比較について、新しくチャートを追加しました。
- ディプラーニングの事例を追加しました。
- 事例動画へのリンクを追加しました。

*ビジネス戦略編(55ページ)

・「工数喪失:人月積算の歴史」について、新しいチャートを追加しました。
・「ポストSIビジネスの選択」と「ポストSIの戦略」についての書き直すと共に、解説文をノートに追加しました。
・「新たなビジネス領域へのチャレンジ」について、新しいチャートと解説を追加しました。

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平易な解説文と講義に使えるパワーポイントをセットにしてご利用頂けます。

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目次

  • 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
  • 第1章 クラウドコンピューティング
  • 第2章 モバイルとウェアラブル
  • 第3章 ITインフラ
  • 第4章 IoTとビッグデータ
  • 第5章 スマートマシン

>> 詳しくはこちらをご覧下さい。

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