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【冬休みの宿題その1】新しいAzureトレーニングキットをやっておくこと

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今年は年末長めに休みをとり、今日明日で仕事納めという方も多いようだが、
このブログの読者に【冬休みの宿題】をいくつかださせていただきたい。
まずひとつめは「新しくなったAzureトレーニングキットの完遂」である。

Azure_trainingkit01_2

以前から何度かご紹介してきたWindows Azureのトレーニングキットだが、
つい先ほど最新版のDecember 2009 update が公開された。

PDC09でSDKの内容が大幅に変わってしまったこともあり、これまでの
最新版November 2009 update では、それ以前に提供していたハンズオンや
デモの最新のSDKへの対応が間に合わず、コンテンツがかなり少なくなって
しまっていたのだが、今回のアップデートで最新SDK対応となり復活している。

また、Workerロールの外部、内部通信やログ・診断データの利用方法、
はてはコードネームDallasまで、PDC09で新たに追加された機能についても
ハンズオンとして提供されている。

Azure_trainingkit02

120MB超と、ダウンロードするファイルのサイズがやや大きいが、
ハンズオンラボ実施用の解説とソースつきのハンズオンが15個、
デモスクリプトとソースつきのデモが21個、概要解説PPTが7個も
同梱されているのでご容赦いただきたい。インストールするとこれらの
リソースが展開され、各ハンズオンのEndフォルダでC#かVBの好みの
言語のプロジェクトファイルをVisual Studioで開くとすぐに動作確認が
できるようになっている。

ちなみに、このトレーニングキットを作っている(取り仕切っている)
のはこのひと。フィードバックなど送ってあげると喜ぶと思われる。

今回も相変わらず英語版しかご提供できず大変申し訳ないのだが、
このAzureトレーニングキットを有志で翻訳してくれている
Windows Azure Communityの中の人たちにみんなでお祈りしてみよう。
あるいは、もっと積極的に協力を申し出てみるのもよいかもしれない。

英語を読むのは疲れるからやだ!という方は、こちらの@IT最新記事
あたりを読んで、実際に手元でやってみてはいかがであろうか。

初めてのWindows Azureテーブル・ストレージ開発

Azure開発における「はまりどころ」もとい「腕の見せ所」である
ストレージアクセスについてわかりやすく解説してくれている。

また、開発よりAzureの管理面が気になるが同梱のハンズオン(英語)
「Deploying and Monitoring Applications in Windows Azure」を
読み解くのは面倒だという方はこちらのコラムが参考になると思われる。

PowerShell で始める Windows Azure アプリケーション管理

とにかく自分でさわってみるのがAzureを理解する近道であることには
間違いない。(ドキュメントを潤沢に用意できない言い訳??)

「開発トークンください」メールは、まだまだ断続的に事務局に届いており、
できるだけ早くみなさまにお届けできるよう、日本側の人海戦術で
可能な限り対応させていただいているので、上記リンクの要領で
お気軽にご連絡いただきたい。

CTP環境は年内に登録しておかないと使えなくなってしまうのでお急ぎあれ。

明日は「【冬休みの宿題その2】CTPから本番環境に移行しておくこと」だ。

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