ガンダム30周年のモメンタムにのっかろう
ブログのテーマにガンダムメタファを持ち込んだ理由の一つは時流にある。
2009年はガンダム30周年であり、様々な催しが行われる予定だ。
ガンダムビジネスに関わる企業がこぞってモメンタムを作り出してゆくだろう。
その勢いにあやかりたいというのが私のささやかな狙いである。
(もちろん、逆に微力ながら盛り上がりを支援できれば嬉しいことこの上ないが)
策士パプテマス・シロッコも、「時の運はまだ動いてはいないということか。
時代の流れを示すものだ。そんなものに逆らっては勝てんよ」といっている。
さて、30周年、具体的に何をするのか。
先日の発表来、注目を集めているのがお台場に建造される実物大RX-78-2ガンダムである。
これまで巨大モビルスーツというと富士急ハイランドのアトラクション内にある、
マグネットコーティング処理中のRX-78-2や、
実物大ではないが、岡山にある7メートル級のMSZ-006 Zガンダムが有名だったが、
重力下で直立した状態の18メートル級1/1実物大の建造は、今回が初である。
7月の完成が今から待ち遠しい。
ちなみに、ガンダムに詳しくない方のために補足しておくと、宇宙世紀において
モビルスーツと呼ばれる巨大人型兵器が開発されて以降、その標準的なサイズは
全高18メートルから20メートルあたりが標準であった。ジオン公国軍が1年戦争初期に
大量に投入したMS-06FザクIIがデファクトスタンダードとなり、対抗する連邦側も
そのサイズにあわせざるを得なかった。よほどの工夫をしない限り、機体サイズや
それに比例する出力と機動性や生産性にトレードオフの関係があるためである。
そもそも小型化が進んだとはいえ、核融合炉を主動力として搭載すること、
ミノフスキー粒子による電波障害からパイロットが搭乗しなければならない制約から、
あまりサイズを小さくすることはできないのである。結果、標準化団体があったわけ
でもなく、モビルスーツのサイズは一定の範囲におさまるというデファクトスタンダード
とったもの勝ち的な話は、現実世界でもよくあることだ。
しかしこの企画、なぜにRX-78-2なのか。オーソドックスすぎる…。
地上でリアリティを感じるなら断然MS06-JザクII陸戦型か、MS-07Cグフカスタムあたり。
実弾ダメージ処理やウェザリング塗装するとかなりカッコイイ!はず。
海辺というロケーションならまさに上陸せんとするMSM-07ズゴックでもよいのではないかと。
目立たせるならやはりMSN-100百式。金閣寺と並んで外国人観光客にウケるかもしれない。
と、特にジオンを愛するガンオタは思うだろうが、一部のギークの盛り上がりより、
わかりやすさからモメンタムの最大化をねらった判断をしたチーフガンダムオフィサー
(バンダイの上野社長)殿の判断はビジネスとして考えれば的確だったともいえる。
詳細は昨日26日発売のガンダムエースで。
今回は週末と言うことでAzureやらクラウドの話はお休み。
AmazonやらGoogle、Salesforceの動きも気になるところではあるが、
堪えられずに動くジャミトフ・ハイマンとは違い、Azureは時の流れを待つ戦略をとらせてもらう。