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商社マンの営業として33年間(うち海外生活21年間)、国内外で様々な体験をした。更に、アイデアマラソンのノートには、思いつきを書き続けて27年間、読者の参考になるエピソードや体験がたくさんある。今まで3年半、ITmediaのビジネスコラム「樋口健夫の笑うアイデア動かす発想」で毎週コラムを書き続けてきたが、私の体験や発想をさらに広く提供することが読者の参考になるはずと思い、ブログを開設することにした。一読されれば「読むワクチン」として、効果があるだろう。

震災の復興のために 「震災復興宝くじ」の発行の提案

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震災の復興のために 「震災復興宝くじ」の発行の提案
(Proposal for Issuing New Lottery for Recovery from Natural Disaster)

 震災被災者の募金として、私は「あしなが奨学金」に出すことを決めた。
 こつこつと長年溜めてきた小銭へそくりの満タンになった貯金箱のいくつかを、近所の信用金庫に持ち込んで資金とした。

 震災の復興のためには、これから5年も、10年も、極めて長期的に様々な復興資金が必要となる。

 今回の提案は、「東日本大震災復興宝くじ」の発行である。
 名前の通り、東日本大震災の復興のために発行される宝くじである。その売り上げから、当たりの支払い金を除いた残りのできる限り多くの資金を復興に向ける必要がある。

 私が学生時代、オーストラリアに留学した時に、シドニーでは、港のオペラハウスの建設がゆっくりと進んでいた。オペラハウスのユニークなデザインは、当初の予想をはるかに超えて、膨大な予算の超過となり、とうとう、オペラハウス建設のためのOpera House Lottery(オペラハウス宝くじ)が発売された。
 私も何度かグループで購入したことがある。もちろん当たらなかった。極めて頻繁に発売されていた。

 私は震災復興宝くじは、今現在の宝くじ制度の別として、取り扱いの機関を現在の銀行と違う組織を作るべきと思っている。理由は、今までの取扱銀行が独占であることと、取り扱い手数料も高すぎるのではないかと考えているからだ。

 まったく新しい組織によって、震災復興宝くじを作り、できるかぎりの資金を復興に注ぎ込む必要があると考えている。従来の宝くじは、そのまま続ければ良い。しかし、その経費には大いに疑問がある。

 今回の復興宝くじは、全国のすべてのコンビニで発売すれば良いだろう。インターネットでも発売できる。電子宝くじ(e-Kuji イークジと呼んではいかが?)は、大きなブームになる。従来の宝くじ主催者も、政府の権威に阿ることなしに、一層の発売努力と経費の節減を図るだろう。

 宝くじを購入する形で、震災復興に貢献できるなら、私は購入する。

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