iPhone OS 4 の発表会、1/4もの時間が広告プラットフォーム"iAd"の説明に費やされた
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4月8日発表された iPhone OS 4 Preview のキーノート・スピーチの動画がアップル社の公式サイトにアップされていましたので、じっくり見てみました。講演時間で一番時間がさかれていたのは、 iPhone OS 4 の目玉である"Multitasking"でしたが、二番目に時間がさかれていたのは、広告プラットフォームの"iAd"の部分で、3つの具体的なデモを含まれていました。
Web広告はインタラクションさせられることが特徴で、テレビ広告はエモーションを引き起こすこおとが特徴だが、"iAd"ではこの両方の特徴を合わせもつというプレゼンテーションになっており、デモでは「ディズニーのTOY STORY」「ナイキのバスケット・シューズ」「スーパーマーケットのターゲット」が紹介されていました。広告はクリックして広告主サイトへ飛んでいくのではなく、アプリの中に「広告コンテンツ」を差し込み、いつでも元のアプリへ戻られるように作られている。例えば、TOY STORYでは、プレビュービデオが見られたり、ゲームができたり、壁紙をダウンロードできるようになっていました。 ターゲットの広告アプリでは、自分の好きな学生寮の部屋作りをターゲットで販売している商品で作れるようなしかけになっていました。
アップル社の広告事業規模資産では、「iPhone関連デバイス保有者は1日30分間アプリを使い、1日10の広告に接触する」、「夏までにiPhone関連デバイスは1億台を突破する見通し」ということから、「夏頃には10億広告/日の広告が配信できる見通し」とのこと。ちなみに、広告売上の6割はソフト開発者へ戻るようです。
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