なんだ、これは!!!と怒り出す公衆道徳
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2010年11月28日夜19時12分東京行き新幹線のぞみ56号に新神戸駅から搭乗した。席が、14号車16番Dであった。
座席についたら目の前にお弁当や飲み物のカラくずが足元や網に散らかって残っていた。
想像して欲しい!
あなたがこの席に座るとしたならば、どの様に感じるだろうか?
- この席に座っていた人は公衆道徳を身につけていない。家庭教育が両親によってしっかりとなされたいない可哀想な人。私の後に座る 乗客のために私が代わりにゴミ箱に捨てておきましょう。
- なんだ、これは!!と怒り出す。
- ああ、ゴミをこのように捨てて良いのか。私のゴミもここに捨てよう!
ユーモアがある人は、3)を選択するかも知れない。
多くの方は、2)のように感じるだろう。
数少ない常識人(しっかりした家庭で育った方々)は、1)のように感じ取るだろう。
社会で共有して使うものは、絶えず、私のあとで使う人を気遣う必要がある。それを実践するだけで気分が良い時間と印象を得られる。公衆トイレも同じだ。
社会全体を少しでも良くしようと思う人達が自分の後で使う人の事を気遣うことをすれば社会環境は大分良くなる。
ビジネスの世界も根底には同じ心理がある。
ビジネスは、相互依存で成り立っている。一人独占するようなビジネスは、何れ自分の首を締めることになるだろう。営業マンのアプローチにも同様な心理が働く。自社の利益だけをアピールするような営業は、出鼻をくじかれる洗礼をお客様から受ける。
相手の会社やお客様を気遣う姿勢がない営業マンは、無駄が多い営業活動をし続ける。お付き合いする相手を気遣う姿勢は、公衆道徳にも現れる。
みんなが使うものは、後で使う人の事を気遣う。これひとつを実践するだけで社会は大分良くなる。非常に単純で簡単なことだ。幼稚園児でも出来る。
こんな事を考えたことがない人が多いかも知れない。
自分が被害者になると被害者の気持ちがわかる。加害者も必ず被害者になる。みんなが共有して使うものだからだ。
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