これが人気のYouTubeジャンルTop10(2) 〜顔・声・キャラで勝負するなら、ゲーム実況とVTuber 〜
第2回では、YouTubeの中でも特に大きな市場である「ゲーム実況」と「VTuber」を取り上げます。
どちらも人気ジャンルです。チャンネル数も多く、トップ層の登録者数も非常に大きいです。ただし、初心者がこれから始める場合には、注意点もあります。単にゲームが好き、アニメ風のキャラクターが好き、配信をやってみたい、というだけではなかなか伸びません。
この2つのジャンルに共通しているのは、視聴者がコンテンツだけではなく「人」や「キャラクター」を見ているということです。ゲーム実況なら、ゲームそのものよりも実況者のリアクションや関係性を見ています。VTuberなら、キャラクター、声、雑談、歌、配信の空気感、推し活の体験を見ています。
ゲーム実況は、ゲームの上手さだけでは決まりません
ゲーム実況は、日本のYouTubeにおける最大級のジャンルです。元データでは、ゲーム実況タグのチャンネル件数は15,670件と、主要10ジャンルの中で最も多くなっています。
![]()
ゲーム実況と聞くと、「ゲームが上手い人が伸びる」と思うかもしれません。もちろん上手さは武器になります。しかし、トップチャンネルを見ると、ゲームの攻略情報だけで伸びているわけではありません。
HikakinGames、キヨ。、ポッキー、兄者弟者、ドズル社などは、ゲームを通じて視聴者が「その人たちの反応を見たい」「仲間内の関係性を見たい」「いつもの空気を楽しみたい」と思うから見られています。
つまり、ゲーム実況は「ゲームを見る市場」であると同時に、「人を見る市場」でもあります。
初心者がゲーム実況を始めるなら、最初に考えるべきことは「どのゲームをやるか」ではありません。「なぜ自分の実況を見てもらうのか」です。
人気ゲームをただプレイするだけでは、大手実況者に埋もれます。初心者は、ゲームタイトルよりも視聴者の生活シーンに寄せて考えると差別化しやすいです。
ゲーム実況はShorts、長尺、ライブの三層で考える
ゲーム実況で伸びるためには、動画を1本ずつ投稿するだけではなく、発見、関係構築、ファン化の流れを作ることが大切です。
Shortsでは、失敗シーン、神プレイ、絶叫、裏切り、予想外の展開を短く切り出します。視聴者はまず動画単位で出会うので、最初の1秒で「何が起きるのか」がわかることが重要です。
長尺では、シリーズ企画や縛りプレイ、成長ストーリー、ランキング企画、コラボ企画を作ります。ここで視聴者は、単なるゲーム画面ではなく、実況者の人柄や世界観に触れます。
ライブでは、コメント読み、視聴者参加、限定企画、メンバー向け配信が効果的です。ライブは広告収入だけでなく、Super Chat、メンバーシップ、コミュニティ形成にもつながります。
VTuberは、キャラクターデザインより「役割」が大切です
VTuberは、YouTube上で最もIP化しやすいジャンルの一つです。ゲーム実況、雑談、歌、ライブ配信、切り抜き、Shorts、グッズ、イベント、メンバーシップ、Super Chatなど、収益の導線が非常に多いです。
ただし、これから始める人が注意すべきなのは、最初から高額なLive2Dモデルや3Dモデルにお金をかけすぎないことです。見た目は大切ですが、それ以上に大切なのは「視聴者にとって、このVTuberは何者なのか」です。
歌で会いに行くVTuberなのか。ゲーム実況で一緒に遊ぶVTuberなのか。雑談で癒やされるVTuberなのか。専門知識をわかりやすく教えてくれるVTuberなのか。ニュースを解説してくれるVTuberなのか。
ここが曖昧なままデビューしても、継続視聴の理由が生まれにくいです。
VTuberは広告収入だけでは見ない方がいいです
元データでは、VTuberの広告RPMは80〜200円程度と仮置きされています。しかし、VTuberの収益力は広告収入だけでは判断できません。

VTuberは、ファンの熱量が高くなればなるほど、メンバーシップ、ボイス販売、記念グッズ、誕生日配信、音楽配信、リアルイベントなどに広がります。広告収入はあくまで一部です。
その一方で、属人性は非常に高いです。声、話し方、人格、演技、ファンとの関係が価値の中心になります。活動休止、炎上、卒業、事務所との契約変更などの影響も大きくなります。
初心者がVTuberとして始めるなら、まずは次の順番がおすすめです。

ゲーム実況とVTuberに向いている人
ゲーム実況やVTuberに向いているのは、継続的に人前で話せる人、キャラクターを演じられる人、視聴者との関係性を作るのが好きな人です。
逆に、顔も声も出したくない、コメント対応が苦手、毎日配信するのが負担、個人の人格に依存したくないという人には、少し重いジャンルかもしれません。その場合は、ゆっくり解説、手元料理、BGM、専門メディア型などを検討した方がよいです。
ゲーム実況とVTuberは、当たると大きいジャンルです。しかし、競争も激しく、継続力も求められます。初心者が始めるなら、「人気ジャンルだから」ではなく、「自分ならどんな視聴習慣を作れるか」から考えることが大切です。
次回は、音楽、ショート動画、グルメを取り上げます。顔や言葉に依存せず、映像や音で広がるジャンルです。(つづく)
YouTubeを始めようと考えられている方、YouTubeチャンネルの売買を 安心安全に完全サポート ホコホコM&A に訪問ください!