オルタナティブ・ブログ > Godspeedな生活 >

地方都市のおじさんが思う「家族と仕事とお勉強のワークライフバランス」

知らぬ間にロシアで火星有人飛行? MARS500 本日着陸か!? 〜気になるその出張手当は?〜

»

 日本が「はやぶさ」に興じている間にも、なんとロシアでは火星有人飛行に向けてあるプロジェクトが進んでいたのだ。しかも、計画では今日が火星着陸(とされる)の日なのである。おどろきだ!もちろん、現地、ロシア時間の話。

 6人のクルーが乗り込み、ハッチが閉められたのは2010年6月3日。3人のロシア人、フランス人、イタリア人に中国人の計6人は、520日間の火星への旅に向う実験が開始された。

 この実験は「MARS500」。ロシア連邦宇宙局にて、ロシア医学生物学問題研究所、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)、中国宇宙飛行士科学研究訓練センターが行う模擬飛行実験である。飛行実験というものの、宇宙空間に行く訳でもなく、窓のないカプセルで、行きは250日、火星周回軌道で30日(内、火星面着陸あり)、地球への帰還に240日の520日間のスケジュールらしい。当然、無重量状態ではない。

 2月2日に火星周回軌道に入り、3人が着陸船(を想定した空間)に移動して、本日、2月12日が火星面の着陸の予定らしい。なんと、2月14日には、火星面の歩行訓練らしい。ヨーロッパ宇宙機関のサイトを見てみると、着陸船の周りには想定した火星面が広がっており、ちゃんと宇宙服を着て船外から火星表面に足跡を残す(練習をする?)らしい。23日には、母船(とされる居住区)に戻り帰路につくとのこと。

 クルーの食事は当然宇宙食で、行きはドイツの開発、帰りはロシアと韓国の共同開発となっているらしく、クルーは全員男性。女性がいないのは、当局曰く、「意図的ではない」とのこと。

 なお、気になる火星までの出張手当は、APによると$97,000、日本円で約800万円らしい。

 興味のある方は、こちらをどうぞ!

 ・ ロシア連邦宇宙局 MARS500 (英語版)
 ・ 欧州宇宙機構 MARS500
 ・ ニュースソースはここ

Comment(0)