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ベンチャースピリッツあふれる方々のためのITを活用した実践的マーケティングコラム

★見える化が企業を変える★

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少し前になりますが、遠藤 功氏の「見える化」~強い企業をつくる「見える」仕組み
を読ませていただきました。
あらゆるポイントに納得すると同時に、デルやコグノスでのビジネス経験はまさに見える化が
日常であったということを思い出させてくれました。

「見える化」の4つの落とし穴として、
①IT偏重
②数値偏重
③生産偏重
④仕組み偏重

つまり、「見える」工夫を行ったうえで、一人ひとりがその触覚を磨き、
変化に敏感な人を作り出すことが本来の目的。見える化は人づくりということ。
そして「見える化」が企業にもたらす3つの変化として、

①人を育む
②団結を育む
③風土を育む

私のマーケティング経験に当てはめてみると、まさにイベントプロデュースが
これにピッタリ当てはまるのです。
集客目標と設定し、イベントのコンセプトや目的を共有し
日々、申込人数を個人別/チーム別/パートナー別/申込メディア別に
見えるようにする。(他にも色々ありますが省略します)

それは、各自が当事者意識を持つようになり、自律的問題解決型組織と変化するようになります。
そうすることで、人を育み、団結を育み、風土を育む
のです。
なぜ、自分がこのイベントに関わっているのか?
なぜ、自分が集客するのか?
なぜ、もっとがんばろうとするのか?

ITを武器として、「見える」化に活用することももちろん重要ですが、
落とし穴にはまらないようにバランスを重視し、
また、「見える」化を犯人探しにしないこと。
ポジティブに活用することが成功に導くポイント
ではないでしょうか。

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