デモ続くトルコ、Twitterでの発言で25人が逮捕か?
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先週末から政府への抗議活動が大規模化しているトルコで、警察はデモ隊への催眠ガス利用と同時に、ネット上でも監視の目を光らせているようだ。Deutsche Presse-Agentur(DPA) によると、少なくとも25人がTwitterなどソーシャルメディアで抗議メッセージを発したことが原因で逮捕されたという。
事の発端は、政府がイスタンブール中心地タクシム広場近くの公園を商業施設に変えようとする再開発計画だった。木を守ろうと数人が集まったのだが、あっという間に大きくなった。多くの人が宗教と政治との結びつきを強くする現政府の政策に懸念を感じていたらしく、これが一気に爆発したようだ。
たまたま現地にいたのでタクシム広場に行ってみた。デモに参加した舞踏家は、武力ではなく踊りで意見を主張した。「どの宗教を信じていようとトルコ人であることが大切だ」。メディア企業に勤めるアメリカ人とトルコ人を両親に持つ女性は、昼は参加できなかったから、と夕方からデモに出かけた。7日前から毎日参加しているという学生は、「トルコの歴史にとって、いまはとても大切な時期だ」と述べ、先頭のかけ声に合わせて手を振りかざした。タクシム広場ではコミュニストなど政治的なグループだけでなく、サッカーファンも集まってそれぞれのデモを繰り広げていた。
タクシム広場につながるイスティクラール通りでは、トルコの国旗やタオル、催眠ガス対策セットの出店も。 |
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