オランダの大学、「MIFARE」の脆弱性に関する報告書を出版
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NXPの非接触ICチップ「MIFARE Classic」の脆弱性に関する報告書を、オランダのラドバウト大学の研究者が出版した。MIFAREは、このブログで紹介したロンドンの交通機関で利用できる「Oyster Card」に搭載されている(Oysterの障害についてはこちらとこちら参照)。この脆弱性を利用して、カードの複製が可能になるという。
ラドバウト大学の研究者は暗号化技術における脆弱性を発見後、NXPと(Oysterと同様のカード導入を検討している)オランダ政府に警告した。その後、NXPが訴訟を起こしたため、報告書の発表が遅れていた。
MIFAREの上位規格であるNFC携帯電話は現在2機。提供しているNokiaは中国でNFCを利用したサービスを提供するなど、少しずつ開拓しているが、NFCの動きが思ったより遅いと感じるのは私だけだろうか。
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