静かな絵
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広告のポスターを見て、その静けさに惹かれた。
ヴィルヘルム・ハンマースホイ展
(上野の国立西洋美術館にて12月7日まで)
音声解説はタッチパネル式のPDAで(iPod系ではなかった)珍しいと思っていたら、液晶に関係する絵や実際の景色が写真で表示されるようになっていた。音声解説自体はちょっと物足りなかったような気もするが、こういうビジュアル解説はもっとやってほしいと思う。
近年になりエドワード・ホッパーが好きになった。たぶん、画家の中で一番のお気に入りかも。ホッパーはアメリカの画家で、絵からは孤独と静けさがただよっている。同じ静けさを感じて、確かめてみたくなった。
ただ同じ静けさでもやはり何かが違う。ホッパーだとあえてミュートボタンを押したかような無音さ、だがハンマースホイは常にある静けさという気がする。それにホッパーの絵は背後の物語をいろいろと想像できるが、ハンマースホイは前後の時間や物語を感じない、感じさせない。あるのは静かな、モノトーンの世界。あと窓や木から差し込む光の描写へのこだわりを感じた。
おまけ。帰り道で見つけたもの。
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