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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

祝、姉妹村間交流

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 かなり周回遅れなのだが、いまさらながら「どうぶつの森」を探検していたりする。ゲームのハイテクさに驚くばかり。

 もともとは家族が購入したソフト。誰かとデータ通信をしないとゲームが進展しない(デパートにならない)そうで、しばらく放置されていた。だが最近筆者がDSを購入したため新しい住人として参加することになったというわけだ。だが村に足を踏み入れてみると、もうそこは荒れ放題となっていた。最初は草むしりから始め、粛々とローン返済して家を大きくしたのだが、やはりスタンドアロンなので行き詰まってきた。

 そんなことをもらしたら友達が何人か交流を申し出てくれた。通信は近距離でやるものだと思っていたが、Wi-Fi通信でインターネットを経由して遠くの村民とも交流できることを知った。なんと。そんなことまでできるのかと今更ながら驚いた。あなどってはいけないようだ。

 ネット経由の友人は当方の村に来訪するとスーパーで買いものをし、筆者が見たことのない金のじょうろで次々と花に水をかけていく。逆に筆者が友人の村を訪問すると金のバラやら見たことのないレアアイテムが揃っていて仰天した。この友人のおかげで当村の店はデパートへの拡張を達成できた。

 その翌日、電車に乗るとたまたま隣の席の女性が「どうぶつの森」をしていた。筆者は鞄からDSを出して「あのー、私もやってます」と声を掛けた。最初彼女は驚いていたが、早速その場で通信することに。乗換までの短時間だが初の近距離通信である。

 あいにくその日は当方の店が改装休業中だったため、彼女は村民を一通り訪問することにしたらしい。しゅぱぱぱぱぱぱ……と手慣れた手つきで操作していく。その手際の良さには目を見張るばかり。彼女は「あー、ライオンだ!うらやましい。うちにはいないんですよ。あー、白いゾウ!これは映画にも出たんですよ」と当村のキャラにいろいろと感激しているようだった。なんと詳しい。わずか東大前駅から永田町駅までの間に彼女は全ての村民と交流してしまった。そして乗換駅に着いたので別れた。筆者は彼女の村を訪問することはできなかったが、図らずも行きずりの交流ができた。

 さらに翌日、別の知人が「娘がやってるんです」と申し出てくれて再びネット経由の通信をすることになった。こちらのお嬢さんもかなりの達人で、チャット画面であれこれと教えてくれた。

 DSの通信機能にも驚かされたが、熟練の村人(プレイヤー)たちにも驚かされた。お土産をいただくなど感謝しきりである。不肖、先方の村の草むしりで奉仕させていただいた。

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