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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

絵はお好きですか

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 もしそうなら、名画デスクトップ壁紙美術館にいい壁紙がそろっていますよ。

 最近パソコンを変えたのですが、結局同じ壁紙をまた使うことにしました。私のお気に入りはダンス三連作です。映画「アメリ」を見ていらいフランスやルノワールも好きですし、なんといってもダンスがテーマですから。

 しかも3作品並べて見られます。これは貴重かつお得です。本物はこのように並べて見ることはできません。中央の「ブージヴァルのダンス」はアメリカのボストン美術館、両隣はフランスのオルセー美術館というように離ればなれで所蔵されているからです。

 そうそう。愛・地球博の開催時には中央の絵だけ名古屋ボストン美術館に来てくれました。

Dance240x320  3つの中で一番好きなのはその中央の作品です。一部切り取って携帯の壁紙にもしています(左図)。もっとも華やかな気がしませんか。なにより女性が可憐で魅力的です。赤い帽子と白いワンピースの組み合わせもいいし、服の赤いふちもかわいらしい。美しい彼女に男性も積極的に近づいているみたいです。でも彼女はうまくあしらう大人の女性という感じ。

 左の「都会のダンス」は寒色のせいか冷たい印象があります。ドレスは最も立派だけど、どこか悲しそう。右の「田舎のダンス」は本当に田舎みたい。花柄のドレスはかわいいのだけど、どこかやぼったい。赤い帽子は中央のと同じですが、右だけモデルが違うんですね。そのはしゃぎっぷりに男性はなんか付き合わされているみたいです。

 中央の美人はマリー・クレマンティーヌ・ヴァラドンとか、シュザンヌとか呼ばれていたそうです。恋多き女性で、素晴らしい絵の才能の持ち主でした。でもそれゆえに普通の幸せとは遠い人だったみたいです。彼女の息子となると、彼女よりさらにつらい人生を歩んだとか。でもどちらも立派な絵を遺しました。

 両隣の絵は普段はオルセー美術館にいますが、オルセー美術館といえばいま神戸で展覧会をしています。年が明けると東京都美術館に会場を移すとか。都会のダンスか田舎のダンス、どちらか来てくれるでしょうか。来てくれるといいなあ。でも、混みそう。それまでPodcastを聴いて待っていようかしら。

 ・・・と、たまには文体を変えてみる(笑)。

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