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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

カボチャ・サイド7

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 昨日、近所の方からカボチャとタマネギのおすそ分けをいただいた。その人も親せきからもらったそうだ。

 カボチャは両手のげんこつを合わせたほどの小ぶりなもの。料理雑誌を見ると、カボチャは薄く切って電子レンジでチンして冷蔵保存すれば、必要な時に再びチンして使えるとのこと。そうかなるほどー、と耐熱皿を用意していざ入刀。

 さくっ。おお、柔らかい。さすが新鮮だから・・・なのか?。

 ぱくっと割れたカボチャの中身は・・・種の部分が・・

 ん?溶けてる?

 ・・・

 ふんぎゃぉろぇごごあろげあへろおろあれろは

 ・・・おおおお。驚いた。すでに食べられている。

 いや、実はサイド7だった。コロニーだ。中には居住者がいたのだ。しかもたくさん。居住者は突然差し込んできた光に驚いてきょろきょろしたり、何事もなくむくむくとうごめいていたり・・・って・・・

 うわぁぁぁおろへろあげあはぴろぽろいぎるぐをげげ

 ・・・

 どどどどうしよう。未開の地だと思ったが違った。そして筆者はもしかしたら彼らにとっては現住建造物の破壊者かもしれない。だがせめて彼らをこのカボチャ・サイド7からホワイトベースとか何かに避難を強いることのないようにしなくては。

 まず筆者はまっぷたつに割れたカボチャ・サイド7を再び合わせ、その辺のヒモで止めた。そして居住者が宇宙に漂流することのないようにガムテープで切断面をふさぎ、さらにビニール袋のバリアーで二重に覆った。これで水曜日までカボチャ・サイド7の住民はこれまで通りの生活ができるはずだ。

 はああ。驚いた。

 それにしても。食べたらおいしかったんだろうな、あのカボチャ。先住民がいたとは。とほほ。

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