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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

自分へのトラックバックなら?

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 不審なメール、いわゆるスパムメールにURLが記してあったとしてもクリックすることはない。だが自分のブログに送られたトラックバックならどうだろう。

 ブログ間に横のつながりを作るトラックバックは画期的な機能だと思う。しかし自分のサイトの検索順位を上げるなど不当な目的に使われることもある。それでサイト運営者ならあやしいトラックバックを発見したら地道に消していくということをする。

 例えば"casino"とかスパムにありそうな単語とか、自分のサイトにある投稿と関連性のない文字列が並んでいたら見ただけでトラックバックスパムと勘づく。

 だがそうとは判断しきれない時もある。ひょっとしたら関係性のある投稿かもしれない。見知らぬ相手のようだが、自分の投稿に何か呼応して書かれたものかもしれないと思ったら、たぶんとりあえずはクリックするだろう。

 それで開いてみたらやはりトラックバックスパムだと気付いたら消せばいいだけのことだが、開いたら遅いということもあるかもしれないとふと思った。

 少し前に他人のブログを見ていたら気になるトラックバックがあった。どことなく敵意あるタイトルで、そこにある不満の背景が気になった。この投稿の何が誰を不快に感じさせてしまったのか疑問だった。それでそのトラックバックをふとクリックした。

 そうしたら中身の無いページだった。だがコマンドプロンプトが立ち上がり「しまった」と思い閉じようとしたが、続けてtelnet画面が次々に開いた。何とか画面は閉じたが(または処理が終わったのか)どこかのサイト攻撃の踏み台に使われたのか、目的や実行内容は不明だが、なんとも驚いた。うかつだったとも反省した。

 通常ならトラックバックはブログからブログへ送信するが、どこかのページへの誘導としてトラックバックPINGを送信することもできてしまうだろう。ページを開いてもらうなら今のところトラックバックはメールより有効そうだ。今やブログ保有者も相当な数に上る。先のような悪用が今後横行してほしくないなと思った。これもまたいたちごっこかもしれないが。

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