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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

次のハナゲ値

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 少し前にmixiを中心にチェーンメールならぬチェーン日記が流行したらしいが、こっちはふとしたことで古典的なチェーンメールを思い出した。

 いつの年のエイプリルフールだったか。筆者が受信した有名なチェーンメールの中で恐らく初めてだったのではないだろうか。初出はニフティサーブの会議室で、後からアーカイブとして保存されている。

やゆよ記念財団>痛みの基準は鼻毛

 これもまた当時は本気にする人がいて、さらにいつの間にか架空の大学名が「北海道大学」にすり替わって、同大学に問い合わせが相次いだとか。かつてのネット人口からすれば規模はさほどではないと思うのだが。

 なぜこれを思い出したかというと、実はいま外科にお世話になっているから。背中に何かが膨れ、結局、先週切除してもらった。

 処理は局所麻酔をして先生が「痛い?」と確認しながらやっていた。ここで患者が「そこは、1キロハナゲです!」と逐一報告できたら先生としてはやりやすかったのではないだろうか。

 なにせ思ったより広く感染していたそうで、手術中にまじめに痛いところがあった。その直後に先生が「麻酔、追加!」と言うのを聞いていた時が、近年の最高のハナゲ値を記録したのではないかと思う。

 しかし手術台で「ハナゲ」を連呼する自分を思い浮かべると、やはり妙だ。

 今のところ、腕の良い外科の先生と優しい看護師さんに恵まれて順調に切開部分は回復しているらしい(本人には見えない)。あと数日すれば抜糸だそうだが、その時のハナゲ値はいくつになるだろうかと気になる今日このごろ。

 注:しばらくは私の背中はたたかないでください。びっくりするので(笑)。

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