iPhoneアプリのPocketGuitarを使い、1本指で複数弦を押さえる方法
ごくごく一部でニーズがありそうなネタを書きます。
PocketGuitarなど、iPhone用のギターアプリは、マルチタッチによってリアルな演奏が可能です。コードを押さえればそのとおりに再現できる。
再現できるはず、なのですが、一部できないコードフォームがあります。それはセーハ、バレーコードと呼ばれるもの。人差し指や薬指などを使い、1本の指で複数の弦を押さえる方法。FやB♭などのコードを押さえるときには必須ですね。リアルなギターではこれを押さえれないと初心者を脱することができないという最初の壁といっていいでしょう。
iPhoneのギターアプリではなぜこれができないかというと、1本の指を複数の弦にかかるように押さえても、それはどこかの1部のみがタッチされたものとして認識されるからです。1〜6弦のすべてを人差し指で押さえても、認識されるのは1カ所だけ。
PocketGuitarでは、その解決策として、「チョーキングをオフ」にすると、弦を2弦から5弦まで高速に移動させると、ジャラーンと全部押さえた音が鳴ります。しかし、チョーキングができなくなるのはつらいし、同時に押したサウンドにはならない。
そこで押さえる指の一部に絶縁するようなものを巻けばいいのではないか、と考えました。
人差し指の第1関節あたりにガムテープの細いのを巻いてみて、第1関節と第2関節がそれぞれ認識されるかどうかを実験しました。それが次のビデオです:
なんとかうまくいったようです。PocketGuitarの弦間に合わせて、絶縁テープを指に貼れば、バレーコードをはじめとする複雑なコードフォーム、ギターリックが可能になるかもしれません。
まずはCharのスモーキーとかやってみたいですね(笑)
追記:藤本さん@fujimotoさんからの指摘。iPhoneのマルチタッチは5カ所までの認識なので、6弦すべてを鳴らすのは無理ですね。