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セカイカメラだけではない、日本発のiPhone拡張現実アプリ「ご近所ナビ」を試した

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 Newton Japanから、セカイカメラとは異なるコンセプトのAR(拡張現実)アプリが登場しました。230円の有償アプリ(App Storeへのリンク)。

 POIをカメラビューにオーバーレイ表示させるのは、セカイカメラやLayarなどと同じなのですが、工夫されているのは、画面構成。上半分がカメラビュー、下半分に地図が表示されているのです。Layarなどはカメラビューとマップビューを切り替えるシステムですが、「ご近所ナビ」は両方を同時に見ることができる。

 POIの種類としては、ATM、グルメ、コンビニ、パーキング、小児科、病院、郵便局、銀行がデフォルトで用意されていますが、キーワードを自分で追加することもできます。

 ためしに「神社」を追加しましたが、2件が表示されました。キーワードを選択してリスト表示されたら、画面右上の「一覧マップ」をタップすると、カメラビューになります。神社の名前表示の下には、現在地からの距離が表示。縦に持った場合には、上半分にカメラから覗いた現実空間とオーバーレイされた目標表示、下半分に鳥瞰図的なマップ(目標のピンが立っている)が表示されます。このマップは電子コンパスに合わせて回転するのがおもしろい。

Navi2


Navi1


 iPhoneを水平にするとマップだけを見ることができます。画面半分から全画面へ、そしてその逆パターンもスムーズに遷移するのが見事。

 Layarと似た発想だけど、見せ方においてはこちらのほうが上。画面遷移をできるだけ少なくしたユーザーインタフェースはよく考えられていますね。

 キーワードは自由度が高いみたいで、「トイレ」と入力しても、正確なリストが表示されました。これは実力派のARアプリと言えそうです。

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