MAGASTOREにあって書店にないもの――雑誌のバックナンバー

　1週間前の雑誌のバックナンバーを手に入れたいとき、どうします？　大きな書店の雑誌バックナンバーコーナーに行くか、出版社から直接手に入れるか、図書館の雑誌コーナーで探すか。

　しかし、住んでいる街の書店や駅のキヨスク、コンビニでは1日逃してしまうとその号の雑誌は消え去ります。図書館にない場合には、電車賃や送料など、余分なお金をかけなければなりません。しかも時間がかかる。

　週刊ダイヤモンドの「新宗教」特集号は入手したいと思っていたものなんですが、気付いたのが次の号が出た後。書店で探したときには1日違いで置いてなかったのです。

　しかし、救いの神がiPhoneの中にいました。115円を出して購入したものの、なにも買っていなかった電通／ヤッパのMAGASOTRE。最初のラインアップがまるで興味のわかないものだったので、アプリ内課金による雑誌コンテンツを未体験。

　その最新のコンテンツを見てみると、買い逃した「新宗教」特集号があるではありませんか。

　さっそく700円出して購入。家から一歩も出ることなく、iTunes Storeのパスワードを入れるだけで、すぐに読めるようになりました。

　ごくわずかの種類の最新刊しか置けない書店やキヨスクと、iPhoneからそのままバックナンバーまで購入できるMAGASTORE。フォロワーや競合の雑誌プラットフォームが出てくれば、さらに選択肢が広がり、ユーザー体験も向上するでしょう。電子雑誌プラットフォームならばバックナンバーも無期限で、在庫の心配なく売ることができます。

　MAGASTOREの真価が発揮されるのは、バックナンバーが2週分、3週分たまっていったときかもしれませんね。