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人を生かすロボット、人を殺すロボット

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 本田技研の「歩行アシスト」は実にすばらしいですね。サイバーダインのHALと同じようにロボット技術を利用した外骨格ですが、HALが介護者向けなのに対し、歩行アシストは、歩くのに不自由を感じている人向けのもの。どちらも福祉の現場をおおいに助けてくれると思います。

 わずか2.8kgで、ライダーベルトを前後逆にしたような形。高齢者向けのサポーターは似たものがあるので、あまり違和感なく受け入れられるのではないでしょうか。

 それとは反対に、家庭向け掃除機などで一見親しみやすいロボットテクノロジーを提供している米iRobotは、着々と軍事ロボットを推進しています。“I, Robot”をパクった社名でも、ロボット三原則は無視というところがなんとも……。

iRobot’s Future Combat Systems Contract Grows
to Over $60 Million

 6300万ドル分の軍事ロボットを戦場に送り出すそうです。PLUTOの世界は着々と忍び寄りつつあります。

 鉄人28号の昔から「いいもわるいもリモコン次第」とは言いますが、生み出す側の志により、大きく異なるんですね。

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