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金銭的報酬≒社会的称賛

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 ニコニコ動画においては、コメントの数、種類、タグ、さらにはニコニコ市場のアイテムなどで「ああ、わたしの動画は称賛をうけている」と実感することができます。

 お金じゃなくてもいい。

 実際のところ、感覚的には社会的な称賛を受けることは、お金をもらうことと等価であるのかもしれません。

 生理学研究所の定藤研究室では、機能的MRIを使って19人の被験者をテストしたところ、社会的称賛を受けたときの反応と、金銭的報酬を得たときの脳の反応、特に大脳線条体の反応が似通っていることを発見したそうです。

 この論文は、本日発行のNeuron誌に掲載されています(サマリー)。

 社会的な称賛を受けることが、金銭的な報酬に直接結びつく場合もありますよね。YouTubeは動画の定期的なプロデューサーが対価を受け取ることができるシステムを作り、既に多くの参加者がいる模様。KAOSSILATORやELECTRIBEなどのすご技動画で有名なDenkitribeの参加が2ちゃんねるで指摘されていました。

 ニコニコ動画でも、ニコニコ市場を使えばうまい報酬システムができるのではないでしょうか。

 たとえば、野尻抱介先生が初音ミクとニコニコ動画に触発されて書かれたSF小説「南極点のピアピア動画」では、投げ銭方式の報酬システムがプロットの柱となっており、毎月の投げ銭枠というのは、そのままいまのニコニコ動画プレミアムに設けてもいいような気がします。

 社会的称賛と金銭的報酬が同時に得られるようになれば大脳的快感は倍増するわけですから、やらない手はないですね。

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Comment(1)

コメント

アロハ

小松左京の「模型の時代」という短篇SFだったと思いますが、
http://www.amazon.co.jp/%E6%A8%A1%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3-1979%E5%B9%B4-%E5%B0%8F%E6%9D%BE-%E5%B7%A6%E4%BA%AC/dp/B000J8D0ZK
文明が進んで、全ての人が食うために働かなくても良くなる時代の事が書かれていまして、
その世界では(遊びで)「凄い模型」を作る事の競争が行われているという物語がありました。

格差社会と言われる今の日本をそのまま当てはめる事は出来ませんが、
ニコニコ動画で「社会的な称賛」だけで満足できる人々がいるのは、
金銭的報酬を他の方法で得ていて、ぶっちゃけて言えば「金に困っていない」
からとい面もあると思います。

「投げ銭」システムは研究の必要有りと思いますが、
今回のyoutubeの仕組みは、大々的に運用されると、
youtube的な文化を殺伐とさせてしまいそうな、
危険性があると思います。

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