オルタナティブ・ブログ > 山田智恵のビジネスアナトミー >

ビジネスや世の中の流れの分析。ときどき手帳の話など。

あなたのコミュニケーションスタイルは?

»

 

28

 

昨年受けたシモンズ大学院でのリーダーシップ研修で、コミュニケーション戦略というテーマがありました。4つのコミュニケーション・スタイルに分類して、自分や他者のタイプを把握して、上手くコミュニケーションをとりましょう、というもの。

4つのタイプは、上の写真のように分けます。軸は2軸。本当は30分ほどかかる沢山の質問に回答して、自分のタイプを把握するのですが、簡単にそれぞれのタイプの特徴をあげると・・・

1つめの軸:リレーションシップ重視?OR タスク重視?

 ■リレーションシップ重視の特徴

 ・人と一緒にアウトプットを出すことをゴールとする

 ・人を知る事によって信頼を得る

 ・時間に対して寛容的

 ・話しかけやすく、距離を縮めてコミュニケーションをとる

 ■タスク重視の特徴

 ・自立して1人でアウトプットを出す事をゴールとする

 ・実績によって信頼を得る

 ・計画的で時間を守る

 ・ポーカーフェイスで、パーソナルスペースをとりたがる

2つめの軸:現在フォーカス型?OR 未来フォーカス型

 ■現在フォーカス型の特徴

 ・すでに経験あることを好み、物事が平和で安定していることを望む

 ・決断、変化、リスクに対して熟考する

 ・詳細をみる

 ・納期ギリギリの状態を避ける

 ■未来フォーカス型の特徴

 ・決断や人に対して影響力を及ぼすことを望む

 ・決断、変化、リスクに対して素早く行動する

 ・大きな絵(全体像)をみる

 ・納期ギリギリの状態が好き

 

私はの診断結果はタスクとリレーションシップは完全に真ん中でした。ただ、最近はもの時間に関しては、すごくタスク寄りになっているのを感じます。会議で横道にそれて時間通りにいかないと、残り時間が気になって気になって仕方がない。でも、例えば、はじめて打ち合わせするメンバーの場合とかは、オシャベリしてコミュニケーションをとる時間も大切なんだと思います。なので、毎度時間きっちりに進めることが正解でもないのも分かる。

でも、気になって仕方がない。イライラもする。こういう時に、この4つのコミュニケーションタイプを知っている事で、ちょっと助かります。あぁ、このメンバーはリレーションシップ重視なんだなと理解できるからです。考え方の違いがあることを知っていると、心からは難しくても頭では理解できる。

人をこういう幾つかのタイプに分けることに批判的な人も多いですが、私は分ける自体よりも、考え方が違う人がいるのを理解するためには非常に有効なアプローチだと思います。そして、自分の状況を把握するのも。

Comment(0)