消費者とメーカーの垣根
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モノが売れない時代だと言いますが、たしかに自分でも実感しています。 ワクワクして、欲しい!と思うものが少ない。モノがあふれた贅沢な時代に生きているからかもしれません。 アダムスミスも「どんな環境にも、ひとは必ず慣れてしまう」と言っていたそうです。
そうすると、違う切り口で企画するのが必要となってきます。
その切り口の一つとして、消費者側からの企画が増えてきています。
働く女子みんなでつくるガールズバッグでは、 バッグ屋さんでも何でもない普通の働く女子が集まって、色んな要望を詰め込んだバッグを作っています。
見かけに大きな特徴があるわけではないのですが、A4がすっぽり入るサイズ感や、床に置いても自立するなど、仕事をする時に必要な機能が盛り込まれています。友人がこの企画に参加しているのですが、
トリッピースという旅行サービスでは、消費者側で旅を企画します。
ラオスで象使いになるといったダイナミックなものから、クリスマスに温泉旅行に行くといった可愛らしいものまで、色んなツアーがあります。参加者を募って、内容が決まったら決行するようです。
これって、結局メーカーズと一緒ですね。
旅行もバッグも、何でもかんでも、みんな、自分で考えて、自分で作りたい。
メーカーは商品企画力よりも、個々の消費者が考えたものを実現するサポートをする能力の方を求められるようになってくるかもしれません。
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