「怖いおじさん」対策
私はとても怖がりです。
訪問先が薄暗いマンションの一室だったりすると、何か事件が起こるのではないかとベルを鳴らす前に躊躇します。暗い夜道を帰る時に、ちょっと心がざわついたら、遠回りをして明るい道を歩いて帰ります。
その中でも、高圧的でキレやすい怖いおじさんは、とても怖い。話しかけにいくのも、憂鬱になります。「地震・雷・火事・親父」というくらいだから、皆さんも怖いんじゃないでしょうか?
ただ、世の中には怖いおじさんが多いので、避けては通れません。
そこで、乗り切るために、こわいおじさんを前にした時に思い出す話があります。子供の時に読んだ絵本「ユニコ 魔法の島へ」です。
悪者は魔法使いのククルックで、ユニコはこのククルックと戦いに挑むストーリーです。ククルックは人を生き人形に変えてしまうのですが、そうなったしまったのは背景があります。ククルックは、悪役専門のあやつり人形だったのですが、使いものにならなくなって、人間に棄てられるのです。それを恨んだククルックは人間に仕返しをするために多くの人を生き人形に変えている。
このククルックとユニコは戦うのですが、力づくで戦って勝つのではないのです。ユニコはただ一言悲しそうにいうのです。「ククルック、かわいそう・・・、友達になろう」と。
常にひどい扱いをされてきたククルックは、優しい言葉をかけられて聞き間違いかと思うほど驚きます。そして、ヒェーっと小さな人形に戻ってしまうのです。(たしか、そんな話でした)
だいたいが桃太郎のように、悪者は力づくや知恵で倒すというストーリーが多い中、こんな倒し方があるのか!!と子供だった私は衝撃でした。
大人になった今、怖いおじさんを前にすると、この話を思い出します。きっと、怖い顔をしないといけない色んな過去があるのだろうと勝手に想像します。そうすると、怖さは少し和らいで、落ち着いてくるのです。(自分が悪くて、相手が怒っていて怖くなっているような場合は別ですよ!)
これが、私の怖いおじさん対策なのですが、みなさんはどう対策はどうしているのでしょうか.