自分の幅を広げるために「断らない1年」を作ってみる
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私は毎年年初にその年の目標をたてています。
具体的な細かい目標もたてるのですが、ぼんやりとした大きな目標も一つたてます。
例えば、「手作りの趣味を何か探す」とか、「自分の管理をできるようになる」とか。それを達成する方法は、行動する中で考えていくような、ちょっとぼんやりめの目標です。
ある年に、たてた目標はこんなのでした。
「誘われたら断らない」
自分のフットワークの重さ、人との交流の狭さを反省してたてた目標です。20代後半になった時に、仲が良い子とばかり交流し、自分が興味があることしか首をつっこまないと、この先の人生すごく幅が狭くなってつまらない人間になってしまうのではないかと不安になったのです。
そこで、興味なくても、仲が良い人でなくても、まずは断らずに何でものってみることにしました。
当時は大学院1年生の3学期だったのですが、お正月休みが終わった途端に同級生からあるお誘いを受けました。
「マラソン行かない?マラソン・サークル入りなよ!」
目標を立てたばかりなのに、私はこのお誘いに落胆し、ひるみました。なぜなら、完全にインドア派な私はマラソンとは程遠い生活&性格だったからです。
1日迷ったあげく(情けない・・・)、お誘いを受けました。
目標をたてたばかりだったので、まさかお断りはできないということで諦めたのです。
そして、市民大会の10キロレースに出たり、結局1年間で4回ほどマラソン大会に出場したのです。
その次にお誘いを受けたのは、ゴルフコンペでした。
(どうして、あんまり得意じゃないスポーツばかりお誘いを受けるんでしょうね。。)
打ちっぱなしに数回行ったことがあるかないかだったのですが、こちらも行ってきました。
散々な結果だったのですが、その帰りのバスの中で1学年上の先輩から新たなお誘いを受けたのです。
「卒業式で写真を撮るのを手伝ってくれない?」
こちらはスポーツと違って得意分野だったので、迷わず快諾しました。
卒業式→謝恩会→二次会と全て参加し写真を撮り、一緒に卒業式気分を味わった楽しい一日となったのです。
そうして、2年生となった春にまたお誘いを受けたのです。
「この間先輩の卒業式手伝っていたよね?私たちの代の卒業アルバムを作ってくれない?」
この頃は、断らないことに慣れていたので二つ返事で引き受けました。「歴代の卒業アルバムの中で最高のアルバムを作ろう!」という目標のもと、メンバーを募って、毎週打合せし、合宿も行って、修士論文並みに(いやそれ以上かも)頑張りました。
その時のメンバーは、今でも一番仲がよく、何かあれば助けになりたいと思える大事な友達です。断らないことで、わらしべ長者的な連鎖が起こった思い出深い年でした。
1年限定で、どの誘いも受けてみる。
自分の幅が狭いかな?と思っている方には、結構おすすめです。
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